第四部:プロローグ
いろいろとすったもんだし・・・・・・・してないけど!
なんか、応援の感想やブクマで、続きが書きたくなったんだ!
それと・・・・・・(本当の訳はあとがきで!)
とにもかくにも、魔王編の始まりです!
曇天の……。
もしかしたら万年曇の空の下。
「はあぁぁぁぁぁ! 奥義! 紅天我突!」
ニヤリと笑う姉上が、決して人には決して向けちゃいけない奥義で城へと続く道にうっそうと生える茨を、いや、迫りくる魔物たちも同時に吹き飛ばし、
「大地よ大氣よ荒れ狂え! 荒れ狂う炎の流星!」
こちらも、悪そうな笑みを浮かべたヒルデが、巨人じゃないと通れなそうな重厚な扉を、禁忌の呪文で砕く。
まあ、扉以上に余計な部分まで吹き飛ばしたのは、彼女の愛嬌ってことで!
姉上とヒルデの一撃で、ゴッソリと見晴らしの良くなった空間に、
「ギュロオォォォォォォ!」
唸り声を上げ、魔物の群れが殺到する。
のだが、
「私の歌を聞け! ボ、ボエェェェェェェェ!」
なんか、物凄く偉そうに腕を横に振りかざし、魔物たちの突進を止めるミナの歌声? と、
「これが終われば、俺は王族に戻れる! はず! その時は、ミナと、ミナと一緒にぃぃぃぃぃぃ!」
死亡フラグを叫びながら手に持つ剣を左右に振るい、近寄る魔物を狩り続ける元シュタイン王国第一王子のセツナ。
まあ、セツナの命を狙ってるかと思うあんさつ…………護衛の方が魔物を的確に、確実に狩っているが……。
「あはは! こうも簡単に魔王城に乗り込むなんて、さすが勇者アルサス様!」
「いやいや、おかしいですって! 強行軍すぎますって! 私、主にこの人の治癒のために、うぷ……お腹タポタポなんですから!」
「さすが魔王親衛隊! ぐははは強烈な一げ……ごふっ! 済まぬマリアーナ殿。まだこの防御線を守っていたいのだ!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
爽やかなジオルドの声に、エミール(これは裏の声まで聞こえたな)の声を聴くマリアーナの悲鳴。
マリアーナに憐憫の視線を向けるより早く、
「あらあらアル、道は開けましてよ?」
「おろおろ主殿、魔王城までの道は作ったのじゃ!」
見れば、最終決戦場である魔王城への道が、綺麗に更地になっていた。
「はあぁぁぁぁ。やっぱこうなるよな……」
深く深くため息をつき、僕は一週間前の事を思い返していた…………。
最後までお読みいただきありがとうございます!
さて、この作品を続けようとした主な理由は、応援メッセージやブクマの他に、
「あらあら? こんな中途半端なところで、私とアルとのラブストーリーを終わりにしやがりますの?」
っと、あるご令嬢から言われたのです。
しかも、反省文八万枚書けと言われました!
だから、更新が遅れたのは作者がだらだらと酒ばかり飲んでたからじゃありません!
そんな疲れ切った作者に、
評価、ブクマ、感想などいただけたら嬉しいな・・・・・・。




