エピローグのような予告?
エピローグのしようと思ったら、思いのほか文字数が少なかった!
なので、ついでに最終話! の予告を!
(予告は、作者のご都合主義により、まったく違う展開になるかもしれません!)
屋上で繰り広げられた四天王との戦いから数日後。
「あらあら、やっと…………やっと準備が整いましたわ!」
誰にも聞こえないよう、でも、興奮が押えられなうような声。
きっと多分。
神ですら侵入するのを遠慮するほど、物理的にも魔術的にも厳重に守られた地下室で、女神かと思えるような容姿の少女の口角が歪む。
「はあ。あと一つ。アレだけで、私の願いが叶うのですわ……」
先日、魔王軍四天王、最後の一人が、
「いやもう無理。私が長年研究に研究を重ねた不運菌より、直接攻撃のほうが、全然理不尽じゃん!」
そう言って、少女の望むモノを素直に差し出した。
「もうすぐ! もうすぐ私の求めるモノが、私の手中に……」
純粋無垢な幼女のように、
傾国の妖女のように、
老若男女、万人を魅了する笑みをこぼす少女は、再び口を開き呟く。
「ああ。ああ。あともう少しで、もう少しで………………私の、私の願いが………………………………」
ある晴れた昼下がりの教室。
小鳥がさえずり、
授業を進める教師の声と、生徒のヒソヒソトした笑い声が聞こえたり、
たま~に…………誰かの悲鳴が聞こえたり…………。
そんな柔らかい日差しの午後に………………………………………………………………とんでもない事件が起きたのだ!
「大変です! 大変です! 変態ですセツナ様は!」
何やら我が国の王族をピンポイントでディスる、突然背後に現れた、最近、姉上から名前を貰って浮かれまくってる最強の影ジューク。
「アルサス様! マジヤバイです! ゲキヤバです! これをヤバイと言わずに、何をヤバイと言えばいいのか……国が亡ぶ? いや、世界がひっくり返る? いやいやいやいや、そんな生易しいもんじゃない! マジでヤバいんですってば!」
「うん。僕は最強の影って紹介したはずなんだけど、声が忍んでなくて、さらに煩すぎじゃね? しかも物凄く語彙力酷くね?」
彼の任務には、諜報活動も含まれてたはずなんだけど?
その意味を込めて皮肉る僕に、彼は想像を絶するような、
「え? そんな言葉あったんだ!」
っと思えるような奇妙な事を言ったのだ!
「私にとっては最大最高の女帝である、あなたの姉上様がさらわれたんですってば!」
「「「「「え!? ええええええええええええええええええええええええええ!!」」」」」
それは、
僕と、授業を聞くふりしながら聞き耳を立ててた、この教室全員の(授業をしていた教師を含む)叫びだった!
最後までお読みいただきありがとうございます!
次回でこの、酔った勢いで書き始めた作品の最終話になる予定です!
きっと多分。
ここまで気を持たせておいて、エタらぬよう、
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