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F-闇より濃く

カテドラルでオーナーと話したあと、「レアモノ」を取り扱っているという有島武志の後を追う。暗い夜道を淡々と歩く彼。僕の役目はこれで終わりだ。あとは真一郎に任せればいい。この時の僕は、そんなことを考えていた。

 有島武志は、ある荒れ地で止まった。

 周りはゴミや雑草に埋もれていて、夜の闇がさらにここを不気味にさせていた。

 その中に、隠れるようにして、小さな小屋があった。

「……ここだ」

 ここまで歩いてきて、初めて彼は喋った。そして当然のように小屋の中に入っていく。

 背後を伺うと、うず高く積み上げられたゴミの山の端っこから、手が除いた。

 真一郎の手が、小屋に向かって振られている。

 行け、ということだろう。

 ……大丈夫だろうか。

 彼らが突入してくるまで適当に喋って、時間稼ぎをする。

 簡単なことのようにも思えるが、なんだかとても不吉な予感もする。

 しかし僕はここまで来てしまった。

 意を決して、入り口に近付き、ドアを開けた。

 中はとても暗かった。窓から月の微かな光が差し込み、そこに5人の男達がいるのがわかった。

 みんな一様にフードを被っていて、顔を隠している。

「貴様…………が、客、か」

 その中でも、中央にいた男が言葉を発した。

「うん。そう、です。ここにくれば、レアモノが手に入るって」

「レアモノ……が……ふふ……あはははは」

 男は、怪しく笑い始めた。

「あははははは……いいよなァ……そーやってさ、へらへらへらできてさァ……」

 空気が明らかに変わった。

 明らかな敵意と害意に染められていった。

 逃げなければ。

 そう思った。だけれども足は縫い付けられたように動かない。

「なァ……教えてくれよ。「力」って、なんだと思う?」

「……え?」

「俺らはみんな、C級市民(イエローランク)出身でよォ……。組とか裏とか、そういうのはどうでもよかったんだ……。ただただこいつらと夜の街を走りたいだけで……それ以上のものはいらなかった。馬鹿みたいなスピードで街を走ることだけが俺らの「力」だった……なのに」

 冷や汗が首筋を伝い落ちる。

 とにかく今は、この場から離れなければ離れなければ離れなけれ離れ


「あの人が……俺らに力を与えてしまったから……だからよォ……」


「そこまでだボケ共!」

 そこで、勢い良く扉が蹴破られた。

 真一郎が、鋭い目つきで入ってきて、怒鳴った。

悪夢衝動(グリムロック)の日下部真一郎だ! テメエらは囲まれてる、大人しくしやがれ」

「真一郎!」

 真一郎の怒号と共に、呪縛が解けた。急いで後退り、彼らとの距離を取る。

「ァァ……ァァ…アハハハハハ……」

 夜斗乗神の五人は、頭を抱えて呻いていた。

「アハハハハハ……シンイチロウ……アハハハハハ! そうか……そうかそうか。ここまで……あの人の言うとおりになるのか」

 だらりと手を下ろし、男は壊れたよう笑い始めた。

「アハハハハハ! アハハハハハ! なあシンイチロウ……! 俺らはよォ……どうしたらいいんだ……教えてくれよ」

「……あ?」

「だよな……もう……もうさあ……」

 男は、深く被っていたフードを解いた。

 それは異貌だった。

 瞳孔は限りなく開いていて、ひび割れたように顔中の血管が浮き出ている。

 そして。

 真一郎が、地面にへたり込んだ

「…………は? なんで」

 男達は、手をかざした。

 とんでもなくマズイという予感。

 僕はへたりこむ真一郎を突き飛ばすように横に飛んだ。

 全ては。

 一瞬だった。


「【キネシス】」


 不可視の力が視界の端を掠め飛来した。

 小屋の壁が砕かれる。

 埃や破片が舞い散る。

 僕は真一郎を抱きかかえ、転がった。


 昨晩の、異常が思い浮かんだ。

 光の球が宙に浮かび、僕を襲った。

 真っ黒な髑髏が、人を超えた身のこなしでコートに向かっていった。

 これは、それらと同じ種類のモノだ。

 ――なんなんだ!?


「【バイオス】……GRRRRRRRRRRRRRRRRAAAAAAAAAAAA!!!!!」


 また別の男が叫んだ。

 すると、ボコン! なんて奇妙な音がしたと思うと、全身の筋肉が異様に盛り上がった。

 金色に光る目は、僕らを見ていた。

 ……逃げなければ!

「真一郎! 立って!」

 僕は立ち上がって、真一郎の手を取り後ろに走ろうとした。

 だが。真一郎は、へたり込んだまま、動けないようだった。

「真一郎……早く!」

「……【A】」

「え?」

「【A-ドラッグ】……。なんで……?」

「GRAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」

 風のような速度で、男が真っ直ぐに突っ込んできた。

 どうあがいても、避けられない。

 このままだと二人共、死ぬことは分かった。

 だから。

 僕は、真一郎を庇うようにして、男の前に立った。

 衝突。

 火花。

 白色。

 黒色。

 墜落。

 そして激痛が遅れてやってきた。

「成瀬!」

 真一郎の声が聞こえる。

 だけど僕は今どこにいるのか分からない。

 バグったみたいに目の前の風景は散り散りになっていて。

 口の中は血の味しかしない。

 天地が逆転したような世界に。

 僕はただただ打ちひしがれるだけだった。

「おい成瀬! しっかりしろ! おい!」

 真一郎が僕の傍らでしゃがみ込み、揺さぶる。

 なんとか目の焦点が合ってきた。

 男の体当たりにぶつかり……小屋からこんなところまで吹き飛んでしまったらしい。

 小屋の方を見ると、夜斗乗神はまだ追ってこないようだった。

 あの怪力の男も、不可視の力を飛ばした男も。

 ポケットから、無造作になにかを取り出して、口に入れていた。

 あの薄紅色の粒は……錠剤、なのだろうか。


 ――【A-ドラッグ】


 とにかく、逃げなければ。

 そう思い、身を起こそうとするが、腕に力が入らない。

 見ると、関節が変な方向に曲がっていた。

 ……おいおい。

「担ぐぞ、足に力入れろ! クソッ! なんで……なんでんなところで【A-ドラッグ】が……! 聞いてねえぞボケ……!」

 真一郎が僕の腋に身体をねじ込み、立ち上がらせた。

「真一郎……ダメだ……僕を担いでたら……逃げられない……」

「ボケ! 置いてったら殺されるだろうが! 馬鹿か――」

 だが、そんな問答も。

「【ウェイズ】」

 一筋の雷光によって断ち切られた。

 僕と真一郎を引き剥がすような一撃。

 僕らはまた、吹き飛ばされた。

「アハハハハハ……アハハハハハ! そうだよ……そうだよそうだよ……この「力」さ! 魅せられない人間はいないよ……アハハハハハ……アハハハハハ!」

 小屋で、中央にいた男が、小屋から出てきた。

 僕は潰された虫けらのようになって、動けない。

 出てきた五人は、手の錠剤をボリボリと頬張り、目を見開いていた。

「ここでェジュジュジュジュジュジュッジュッジュッッジュジュジュお前ラヲ呼炉巣。アハ。亜葉歯歯ハハ母はははははははハハハハハハハハ!」

「んだよ……んだよ……クソ……クソが……!」

「ハハハハハハハハハ! シンイチロウセンパァイ……イヒヒヒヒ……こんな……こんな世界がァ……あったんですねェ……。早く教えてくださいよォ……ヒヒヒヒヒ! ヒ?」

 狂ったように笑っていた男だった。が。

 地に倒れ伏していたと思われた真一郎の手元から放たれた銀閃が、彼の右目に深々と突き刺さった。

 その反撃のナイフに、少しだけ怯む男。

「成瀬ェ! もうちょっとだけ待っとけ!」

 真一郎はその隙を逃さず、この空き地の出口へと走りだす。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ! 逃すかヨォ――」

 男は無造作にナイフを抜き払うと、また不気味な笑みを浮かべながら真一郎を追おうと走りだす――。

 しかし。そこで。

 辺りを威圧するような重低音が響いたと思うと。

 周囲のゴミ山から、空き地の入り口から、小屋の上から。

 眩いライトを点灯させ、竜の怒りの如くマフラーを唸らせ。

 地響きをさせながら、無数のバイクが降り立ち、この場を取り囲んだ。

 皆重々しい空気を湛えていて、圧倒的な敵意に満ちている。

 その中で、馬鹿みたいに大きな特攻服を着た男が、口を開いた。

「……いよォ真一郎。来てやったぜ」

 土橋組直轄(チーム)悪夢衝動(グリムロック)が、彼らを取り囲んだ。

 幾台ものバイクに照らされ、たじろぐ夜斗乗神。

「秒ヶ崎……!」

「ああ。ぎりぎりセーフ、ってとこか」

「あ、あいつら……あいつら【A-ドラッグ】を……!」

「知ってる」

「逃げよう! とにかく、どんだけいても、アレを使われたもう敵う筈がねえ!」

「ククク! なぁに寝ぼけてんだよ真一郎。逃げる、だって?」

 秒ヶ崎は鷹揚な笑みを浮かべた。

「んなことするワケねえだろ……。教えてやろうか、だってな」

 淡々と、真一郎に語りかけながら、彼は。

 特攻服のポケットから。

 真紅の錠剤を手にとった。

「俺らは裏切り者だから」

「え……?」

 秒ヶ崎はそれを口にした。

 見ると、他の悪夢衝動グリムロックのメンバーも、赤い錠剤を飲んでいた。

 みるみる間に。

 秒ヶ崎の目が、顔が。醜く歪んでいって。

「真一郎」

 彼は。

 真一郎に、手をかざした。

「お別れだ」

 空間に漂っていた力が、彼の手に収斂していき、研がれ。

 真一郎に向かって、放たれた。


 その不可視の刃は。違うこともなく、真一郎の首を切るもの。

 であるはずだった。


「……オイ」

 僕は。

 目の前にいる、秒ヶ崎空雅を睨んだ。

「テメエ……なんだ、それは」

 頭が痛い。胃がムカつく。熱を持った脳が常にぐわぐわと揺れている。

 僕がさっきまで倒れていたところには、空の小瓶が転がっていた。

 ラベルには――「SPYRITUS」。アルコール度数96%の、魂の酒。

 僕は、また手を伸ばしていた。

 あの奇妙で、気味の悪い、蜘蛛の巣のような触手の塊へと変貌していたそれは、秒ヶ崎の攻撃を防いでいた。

「『御舟』……そして【バイオス】。チッ、イレギュラーはこれだから」

「ぁぁうわぁぁぁあああああああ!」

 どうやってか分からない。

 無意識と自意識が混濁したような思考の中、考える暇もなく僕は。

 腕を振るい。

 全体に力を放出した。

 その力の波は、悪夢衝動グリムロックと夜斗乗神ゴミ山ボロ小屋全て一切合切を飲み込み弾き飛ばした。

 悲鳴と、混乱の声が全員から漏れ、吹き飛ばされる。

 秒ヶ崎は己の前に見えない刃を展開し、なんとか防いだようだった。

「……二つ持ち(セカンズ)……だと。……なんだ……テメエ……!」

 僕は肩で息をしながら、首を巡らせて。

 みんなを睨んだ。

「秒ヶ崎!」

 真一郎が、叫んだ。

「答えろ! これは……これは一体どういうことだ!」

「……ああ?」

「こいつらは……夜斗乗神は……御代木さんとこの店を襲って……だから狩るって……違ったのかよ!」

 秒ヶ崎はぼりぼりと、頭を掻いた。

「なんでテメエが俺らを襲うんだよ! しかも、成瀬まで巻き込みやがって……背心、なんてもんじゃねえ! テメエこのままだとただじゃ済まねえ……!」

「Noisyを襲わせたのは俺だ」

 秒ヶ崎は。

 そんな冷たい言葉を投げつけた。

「警備シフトや金庫の場所や計画やら全部くれてやった。――「黒幕」は俺さ」

「………………は……」

「【A-ドラッグ】」

 じゃり、と。

 地面を踏みしめ、秒ヶ崎は一步、近付いた。

「あんなヤベエもんを……何故だか土橋組は禁止している。馬鹿か? これから必要になってくるのはああいう「力」だよ。俺はずっと、全夜さんの時から言ってた。それなのによォ……ホント、お子様みてえな理屈吐いて、一向に使わせようとしねえ。飲むだけで超能力を与えてくれる(、、、、、、、、、)クスリだぜ?今のうちから、マーケット、販路、縄張り。全部押さえとかなきゃいけねえだろ」

 とても。とても冷たい声だった。

「だから俺は土橋組を裏切る。あいつらの首を土産に九龍組の傘下に入って、【A】の販売を仕切らせてもらう」

 声が出なかった。

「……ふざけろ」

「あ?」

「ふざけろ! 全夜さんは……全夜さんは絶対許さなかっただろうが! そんなクスリの販売! テメエら、前総長の意志を……もう忘れちまったのか!」

「だが今の総長は俺だ」

 真一郎は、固まった。

「みんなに話したら納得してくれたぜェ……。これが証拠だよ。ハハッ。今悪夢衝動グリムロックは凶悪な超能力集団だ。……だがテメエは何時まで経ってもわかっちゃくれなかった」

「……秒ヶ崎」

「だから殺す。それだけだよ。そこの『御舟』も同じさ。俺らの崇高な目的の為に、死んでくれや」

「テメエ……!」

「真一郎。お前じゃなかったのさ。上辺だけの理想を語って、いつまでもこんな小間使いで満足して。結局はそういうことだ」

 真一郎の目から。

 涙が零れ始めた。

「全夜さん全夜さん。犬みてえに懐いてたがよォ。……そもそもあの人が【A】をやめようと思ったのも、お前の責任だろうが」

「俺……の……」

「お前が昔【A】ジャンキーだったころだよ。ケッ。自分ではあんなにお薬使ってたってのによ。そんなんで理想論かまされても説得力がねえんだよなぁ」

 秒ヶ崎は、真一郎の額に、指を突きつけた。

「総長に選ばれたのは推進派の俺だった……。ハハッ、気分はどうだったよォ。あの人も分かってたんだよなァ……。悪夢衝動グリムロックを強くできるのは俺だって。……言ってたよ、あの人は。お前は」

 真一郎は、耳を塞ごうとした。

 だけど、もう、遅かった。

「器じゃない、ってよ」

 夜の下。

 僕らを照らすのは。

 冷たい銀色の月だけだった。

「……んだよ、それ」

 真一郎は、砂利を掴んだ。

 指の間から零れて落ちて、また掴んだ。

「俺が……弱かったから、殺されんのか? 俺が……馬鹿だったから、はめられたのか? ……強くなろうとした。威勢も張った。色んなやつを殴った。色んなものを壊した。なのに。なのに俺じゃあ、全然ダメだったのか? なあ……そうじゃないんだろ……なあ! 俺が! 俺が弱かったのは! 俺が馬鹿なのは! 俺が! 俺が! 全夜さんに信じて貰えなかったのは! 俺が! 俺が!」

 ボロボロにちぎれた真一郎の服。

 脚が地でにじみ、胸元があらわになって、留めていた髪もほどけていた。

 真一郎は泣いていた。

 夜に向かって、ぶつけようのない不甲斐なさを吠えていた。

「俺が! 俺が……!」

 そして、真一郎――いや

「女だから……! お前らを……止められなかった……!」

 彼女はそう言って。

 秒ヶ崎に、砂を投げた。

 彼は、ただ黙ってそれを受けた。

「……いくら二つ持ちだからってな。この人数だ。……諦めろ」

 秒ヶ崎は、手を伸ばした。

 周囲で様子を伺っていたメンバー達に、緊張が走る。

 あの手が振り下ろされる、その時が。

 僕らが死ぬ時だった。

 その中で、僕は。

「ァァ……ァァァアアアア……し……真一郎……! 捕まって……!」

「……え……?」

 もう一つの扉を開こうとしていた。

「じゃあな。真一郎。……楽しかったぜ」

 月に向かって真っ直ぐ伸ばされた、手が。

 真っ直ぐに。

 振り下ろされ――


「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」


 その瞬間。目の前の風景が剥がれていって。

 中から別の風景が出てきた。

 それは、僕らが初めて出会った悪夢衝動グリムロックの廃墟。

 取り囲んでいたみんなはいなくて。

 そこには、僕と、ぼろぼろの真一郎だけだった。


 ………………………………………


「取り逃がした、だと? 秒ヶ崎」

 ――まさか、あのガキが三つ持ち(サーズ)だとは思わなかった。

【バイオス】【キネシス】そして【ポーツ】。

 相当な天才だったのだろう。だが。

 もうここまで来てしまった。ならば引き返す道なんてあるはずもない。

「ガキが『御舟』のです。どうやって仲間にしたかわからないですが……気を付けて下さい」

「貴様らも捜索を続けろ。……俺が出る」

 そう。これで盤石。この人が出てくるということは、あいつらの終わりだということ。

「はい。急ぎます。今頃真一郎が……どこでドラッグを(、、、、、、、)ばら撒いてるか(、、、、、、、)わからないですから」

 そう。

 これでいい。

「飼い犬に手を噛まれちまったな……。速やかに処分しよう」

「気を付けて下さい……御代木さん」

 鮮血を垂れ流す肉塊となり果てた夜斗乗神の五人を見下ろしながら。

 俺は、通話を終えた。


 ………………………………………


 真夜中のビルの上。

 ここまで高いと、一層風が強く吹いているような気がする。

 スーツがばたばたとはためいている。

 高層ビル50階の上から、街を見下ろす。

 裏切り者は、どこに逃げたのか。

 額の上に右手をあてがい、サーチする。

 空っぽの左腕の袖が、旗のように靡く。


 ……見つけた。

 土橋組の為にも、己の始末の為にも。

 真一郎を、殺さなくては。


 光が流れる街の一点に、狙いを定める。

 腰に差している刀に手を触れた。

 鞘が極端に短く、柄の長さの割に刃が短かいことが窺い知れる。

 今夜も仕事だ。それも、とびきり苦い仕事だ。

 彼は――御代木恭兵は、少しため息を吐くと、次の瞬間ビルから消え去り。

 街の中へと消えた。

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