ラブレターfromプリン
.『 白と黒
一枚の手紙。
〜線と線の交わる君に〜 』
モバゲーより転載
共通の過去を持つ君へ・・・・・・・
君の作品を読ませてもらったよ。
まだ書きかけだったが素敵だった。
君の事を知っているだけに・・・あの作品を書こうとした時の気持ちを思うと・・・・ね。
ああ・・・・・
感情なんてのは抑えても抑えきれるもんじゃない。
限界がある
喜びも
悲しみも
・・・・・・そして・・・・
憎しみもね・・・・・・・・・・。
誰かに話しても
あの時の気味と俺の事は解らない
それは仕方が無い。
中には・・・
「そこまで悪いやつはいない」
とか・・・
「君の視点からだから・・・」
って言う人もいたな。
だけど
君なら解ってくれるはずだ・・・・。
この誰にも理解されないであろう憎しみを・・・
だから
すぐ消そうと思うこの章を少しだけ載せさせてくれ
小説という形で
フィクションという虚構の姿を借りて
ネットの上でも
君と俺は昔の知り合いだということを
公言できない。
万に一つでも君の今の生活に危険が及ぶかもしれないものな。
だが・・・あそこで
君に偶然会えて本当によかった。
そして
君だと知って良かった。
本当に偶然だな。
逆にその時までは
俺は君の名前も知らず、声も覚えていなかったというのに・・・
事実は小説より奇なりとはよく言ったもんだ・・・
まぁ・・なんでも
捉え方一つで
そうなるんだろうけどな
あの男の本性を知っているのは君と俺
言葉で言っても
なんとも言えない。
アイツのおかげで
すべてを敵にされたな・・・
なんで
あんなにハメられたのか・・・・・・・
簡単だよな。
あの時、俺達は
信じすぎたんだ。
アイツを・・・・
いや・・人間を・・・
かな・・・・・
誰かきっと解ってくれる
誰かきっと助けてくれる
アイツは本当は・・・
そんな奴じゃない・・・・
君と比べれば俺の受けた苦しみは全然大したことが無い
いや・・・誰と比べてもね
本当にそう思う
・・・それでも
たとえ百万の呪いの言葉を発しても俺の舌は乾かないだろう。
気持ちの問題なのか・・・・
それはアイツの
人間性のおかげだと思うね。
悪魔みたいな奴・・・
という言葉は似合わないな・・・・
矮小。卑怯者。クズ。調子のいい奴・・・で・・・弱いくせに・・・・・・・・・・全てを踏みにじってくれた・・・
おれはもしかして
あの時に本当に
アイツを・・・・・・・・・・・しておけば・・・・・
少しは
気が晴れたのだろうか・・・・
止めてくれる相手が居なかったら・・・
たぶん・・・
結局・・・
あの時も騙されていたのに・・・・・
俺は何を信じて
許したいと
泣いたのだろうか・・・・・・
次の日には・・・・・な・・・・・・・
あの事があって・・・・
色々と俺は変われた。
大事なものは守らなきゃいけないことを知った。
大事なもののためには戦わなければならない時があることを知った。
裏切られても裏切ろうとも理解できる
かけがえのない友人もできた。
欲しいものを手に入れるためには・・・・
誰も傷つけないで生きていくのは無理だと知った。大事なものは増えていくし無くなっていく
それも仕方が無いと思っていた・・・・
自分が傷つけられたように誰かを傷つけたくは無いと思った。
同じように
傷つけられてたまるか・・・と思った。
だけどさ・・・・
時間がたって大事なものが増えれば増えるだけ・・・・
仕方が無いって
思えなくなってきたんだ・・・・
守るために戦うのも自分や相手が傷つくのに躊躇する。
そうしていたら
身動きが取れなくなった。
俺は弱くなったんだろうか。
出てくる答えは
『灰色』
だけど灰色で
終われるはずが無い。
大事なものが何かを知っている。
選ばなくちゃいけない時は必ず来る。
突き進んだ先にしか答えは存在しないからだ・・・。
友人Aと友人Bが居て
どちらかを選べと
いわれたら昔の俺は躊躇しなかっただろう・・・・・
心が痛んでも
大事なものを大事にしたいから・・・・
最近は・・・たとえ選べても心が時々痛い。
痛くて選びきれない・・・。
どうしたんだろうな・・・
だけど・・・な・・・
悪意が有る無いにしろ
利用されるのは嫌いだ
相手にそのつもりが無くとも・・善意だとしてもな・・・
利用するのも嫌だ・・・正直に人と付きあいたい。でもそれで自分が傷つくのはまっぴらだ・・・傷つけるのも嫌だ・・・だが、それで欲しいものが手に入らないのも嫌だ。そのために誰かが泣くのも嫌だ。
じゃあどうしたらいい?
わからない
答えを出し切れない。
誰も泣かない答えが無い。
答えを出し切るのは優しさからは遠い気がする。
俺は少しでも優しい人間でありたい。
偽善でもいい
笑っていてほしい。答えが出ない
わからない・・・・・・
長くなったけど・・・
この間から
昔を思い出すんだ
誰かに助けてほしかった
あの頃を・・・・
でも結局は
自分で何かを選ばなくちゃ何も変わらなかった。
独りで・・・・
独りじゃないって良く言うけどあの時は独りだったな
『選ぶ時』ってのは独りで選ばなくちゃ意味が無い・・・
流された時
それは後悔になる。
いい機会だったよ
あれは・・・
失うものがあっても得るものがあっても
手に入るものは自然に入るし無くなるものは自然に無くなる・・・
さてと・・・
話してるうちに選べたみたいだ。
これからの
生き方ってヤツがさ・・・
迷いは無いね。
昔と今があるから出る答えだからな・・・・・
あの憎しみも
あの得たモノも
忘れることは無いだろう。
何かを失う事も
何かを得る事も
何も恐れる必要は無い。
話を聞いてくれて
ありがとう




