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戦友

作者: 歌川 詩季

 軍歌っぽい?

 足並み乱れても 同じ未来へと

 つまさきそろうなら おのおの好きにやればいい


 (えり)もとを正されたって

 どうせ おれたちゃならず者

 (すね)に走る(きず)は泣きどころだけど

 膝小僧では涙を(ぬぐ)うんだ


 浪花節にもギターは似合う

 鎌首 反らせて咽び()くがいい

 (うた)い踊れる恋など知らないが

 交える(こぶし)を かたく かたく(にぎ)ったなら

 不器用な(おとこ)(おとこ)

 歯をくいしばったまま語るのさ

 だからあしたからは おまえを戦友(とも)と呼ぼう



 (たてがみ) 揺らす風 東へ南へ

 そっぽを向けるのは 鶏冠(とさか)のない風見鶏


 (えり)足をつかまれるけど

 いくぜ おれたちゃあらくれ者

 (あお)(さかづき)は米どころうまれ

 夜は更けてもまだ酔いの口だよ


 七五調にも字余り(ゆる)

 雁首(がんくび) 刈り取る死神の(その)

 (すが)り頼れる光は持たないが

 (ふる)える(こぶし)を かたく かたく(にぎ)ったなら

 臆病な(おとこ)(おとこ)

 凍りつく背すじして強がるさ

 せめてこのときだけ おまえを戦友(とも)と呼ぼう

 アジア映画でたまに流れるかんじ?

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― 新着の感想 ―
 どちらかというと婆娑羅者イメージかな。  孤高の傾奇者とは違い、解り合う仲間のいるところが好いですよね。
( ー`дー´)b
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