一日二時間、本を読むということ(3)
本を読んでいる時は、手書きのマインドマップに本の内容を簡単にまとめながら読むようにしている。
手書きと言っても、iPadとApple Pencilを使って完全にデジタル上で書いていく。
分厚い本を読んでいたりすると、日をまたいで、ある程度の期間を使って読んでいくことになるのでそれまでに読んだ内容を忘れてしまうこともある。そのような時はその手書きのメモを見ることで、それまでどのような内容が書かれていたのか、そして今、自分が読んでいる部分はどのような内容なのかを思い出すことができる。
読書を開始する前にそのメモを見れば、すんなりとその本の世界に入っていくことができる。
そのマインドマップで書いた手書きのメモは画像として保存し、ストックしている。できれば過去に読んだ本の内容を、後日振り返ることもしたいと思っていた。
人の記憶は指数関数的に失われていく。
ただし、適宜「復習」をすることによって、その記憶を自分の頭の中に留めることができる。
本を読んでも、その内容を読んだ端から忘れていってしまうのだとしたら、その本を読んだ意味というのが減退してしまう。
その意味でも、「復習」もしっかりと習慣化していきたいと考えていた。
しかし、その「復習」もなかなか出来ていなかった。
時間を確保して「復習」を習慣化してしまえば良かったのだけど、その習慣化というのが難しかった。何か強制力がないと、自分に対してその行為を行わせていくことがなかなか出来なかった。
私はそこに関しても、一つの工夫を加えることにした。
インプットした本の内容を、本を読んだあとに必ずアウトプットすることを自分に対して課すのだ。
この「インプットとアウトプットを組み合わせる」という方法は、他のカテゴリーでも取り入れており、それは非常に有効だと考えていた。アウトプットすることによって、インプットした知識を自分の中で整理することができるし、それに、その知識に対する洞察を深めていくことができる。
本に関してもその方法を適用することにした。
具体的には、「note」というサイトに、本のアウトプット用のアカウントを作成して、そこで記事を作成して掲載していく。
ネット上にアップしてしまえば、外出時の時間が空いたときなどに簡単に読み返すことができる。電車の中でスマホを介して簡単に「復習」をすることができる。




