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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年02月
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タスクの仕分けを習慣の中に組み込む(2)


FIRE生活という自由な時間の中で、いかに自分を律し、そして私が設定している「一度きりの人生において成し遂げたい、いくつかの目標」を達成までもっていくか。








自分を律するために、私は生活の中にいくつかの仕組みを取り入れている。




例えば、三か月間のスケジュール表をExcelで作成して、その中にこの三か月間でしなければならないタスクを記載して、そのタスクをいつ始めていつ終えるのかという日付を書き込むようにしている。




スケジュール表は朝に確認し、「今日という一日で何をするべきなのか」を洗い出していく。場合によっては、その時その時の状況に応じてスケジュール表を更新していく。


そしてその「今日すべきこと」を別のメモ帳に書き出し、その日一日は、その書き出したタスクをこなしていくことに集中する。一つのタスクが終わると、メモ帳に書き出したそのタスク名を、上から赤ペンで横線を引いて消していく。


その「終わったものを消していく」という行為が小さな達成感に繋がり、そして自分を律するモチベーションにつながっていくと考えていた。




その作業は毎日やっていた。








ただし、一日のスケジュールの大枠は、そのスケジュール表とは別に作成している。




一日をできるだけ規則正しく過ごしたいと考えていたので、一日の過ごし方において「マスタースケジュール」のようなものを作成しておき、何か特別な用事がない限りは、毎日同じスケジュールで過ごすようにしていた。




それは学校や会社における「時間割」のようなもので、FIRE生活においても、そのような自分を行動に追い立てるような枠組みが必要だと考えていた。もしかしたら、FIRE生活という自由な時間だからこそ、なおさらそのような枠組みが必要なのかもしれない。




だけど、現在私が取り入れている「時間割」と、学校や会社における「時間割」との大きな違いは、私のものは、全て私が作っているということだった。




どのようなタスクをどの時間に入れるのが、「私にとって」一番効率的なのか。


どのタスクとどのタスクを連続で行うのが、「私にとって」一番有効なのか。




それらを全て、私自身が判断してその私だけの「時間割」を作成していた。


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