人間ドックの結果(4)
人間ドックで受けた肺活量測定で、「拘束性障害」という結果が出た。
どうやら、肺の容量が減少してしまっている障害のことらしい。だけど私にはその自覚は全く無い。
そもそも、人間ドックの肺活量測定はきちんと測定されていたのだろうか。
人間ドックでは、私は看護師の指示に従って次のような流れで測定を行っていた。
看護師の「息を吸って、息を吐いて」という掛け声に従うように、始めは小さく息を吸い、そして小さく息を吐く。それをしばらく繰り返す。
すると突然看護師が「息を吐いて、吐いて、吐いて」と大きな声で指示を出したので、私は口に加えたチューブの中に、思い切り肺の中の空気を吐き出した。
つまり、通常の呼吸状態から息を全て吐き出す形で肺活量を測定した。「一度大きく息を吸って、それから全て息を吐き出す」という形ではない。
私の「肺活量測定」のイメージは、思い切り息を吸って、そして全て息を吐き出すという方法で図るものだと思っていたので、少し不思議に感じた。ただ、看護師の指示は「通常の呼吸状態から、全て息を吐き出す」というものだったので、肺活量測定とはそのようなものなのだろうとその時は思った。
改めて肺活量測定について調べてみる。
肺機能検査には「肺活量」と「努力性肺活量」というものがあるらしい。
『検査方法 肺活量
安静呼吸から大きく息を吸い込み(最大吸気)、次に最後まで吐き出す(最大呼気)、その時の空気の量、いわゆる「肺の量」です。肺の大きさは一律ではなく、年齢、身長、体重、性別から算出される「予測値」と比較し、80%以上あれば「正常範囲」です。』
やはり「肺活量」とは最大吸気から最大呼気までの空気の量のことらしい。
おそらく今回人間ドックで受けた肺活量測定は、きちんと測定できていなかった可能性が高そうだ。
わざわざ病院には行かずに、とりあえず様子見で良いだろう。




