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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年02月
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人間ドックの結果(2)


K病院から送付されてきた封筒。




その中には「結果報告書」と書かれた書類が入っていた。


1月の始めに受けた各種検査の結果が細かく書かれている。








私はそれらにざっと目を通していった。




どうやら、私が事前に把握しているもの以外に、新規の指摘は無いようだった。


気にしていた胸部X線写真の結果は、ただ一言「異常なし」と書かれている。


それを見て、ひとまずほっと胸をなでおろす。








各種検査の結果は指導区分としてAからDまでランク付けされている。




Aは異常なし。


Bはわずかに基準範囲をはずれているが、日常生活には差し支えなし。


Cは日常生活に注意を要し、経過の観察が必要。


そしてDは精密検査、治療が必要で、医療機関受診を勧める。








何かしらの症状が見られた検査はCになっていたりする。




例えば、ピロリ菌感染、除菌治療の影響で胃カメラでの検査で「萎縮性胃炎」が指摘されているのだが、その指導区分はCだった。




検査結果のほとんどはAやBで、ぽつりぽつりとCのものがある。








だけど、一つだけDランクのものがあった。




それは肺活量測定だった。


今回生まれて初めて肺活量というものを測定した。その結果として肺活量の「勢い」は同年齢平均を超えていたのだが、「量」がその平均値を下回っていた。




呼吸に関して特に異常を感じることもなかったので、私自身特に気にはしていなかった。




だけど、今回送付されてきた検査結果では、その結果がD、つまり「治療が必要」となっている。




判定結果には「拘束性障害」と書かれていた。


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