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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年01月
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FIRE後に初めて受けた人間ドック(9)


人間ドックの検査が終わったのは、午前10時半すぎだった。




朝8時半に病院に来ていたので、3時間以上の時間がかかったことになる。その間、待ち時間や着替え時間も含まれているので検査自体の賞味の時間はもっと短いのだろうけど、やはり半日はかかる。








最後の検査を終えると看護師から、


「ご苦労さまでした」


との言葉とともに、軽食スナックと飲み物を買うためのコインを手渡される。


そのコインは人間ドック受診者用の待合室の自販機だけで使えるコインのようで、それを使うと普通の自販機と同じように飲み物を買うことができる。私は野菜ジュースを買った。ただ、胃カメラ検査を受けた際に麻酔薬を飲んでいて、「麻酔が切れる午前11時までは飲食はしないで下さい」と言われていたので、そのペットボトルはカバンにしまい、家に帰ってから飲もうと思った。




このような軽食と飲み物を無料で提供してくれる人間ドックも、私は初めてだった。








最後に受付で、今回の人間ドックの受診終了の手続きを簡単に済ませ、私はようやく、午前中の冬の晴れ空の下に出る。








人間ドックを受けたのは3年ぶりのことだった。


しかも今回は、自宅から歩いて15分ほどにあるK病院という病院で初めて受けた人間ドックだった。




FIRE生活の中でも人間ドックを受けて自分の体の状態を確認することが出来たという点も良かったし、また、K病院の受付や看護師や医師の対応も丁寧で非常に良かった。




胸部X線写真の結果などまだ結果が出ていない検査項目もあったので全ての結果を知ることは出来ていなかったが、ただ、当日中に結果の出た項目は問診の際に内科医から結果の詳細を聞いていて、それらは全て「問題なし」となっていた。


そのことにホッと胸を撫で下ろしていた。








やはり毎年「定期健診」のような形で健康診断は受けたほうが良いだろうな。


今回のK病院の対応はとても良かったので、来年度もK病院が健康診断の指定病院に設定されていたら、再びK病院で健康診断を受けよう。




そのようなことを考えながら、まだ切るような寒さが残る街角を私は歩き続けていた。


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