潤日(3)
外国人が日本に移住し、就労しようとした場合、就労ビザというものが必要になる。
ビザ(査証)とは、外国人が日本に入国する際に日本国が発行する入国許可で、それによって「3ヶ月〜5年」の在留資格が与えられる。
本書によると、日本に移住してくる中国人富裕層は、次の二つの就労ビザを取得することが多いらしい。
1つ目は「経営・管理」。
そして2つ目は、「高度専門職」。
日本のこの二つの就労ビザは、他国の就労ビザよりも比較的簡単に取得することができるという。
「経営・管理」は企業経営者などに与えられる就労ビザで、次の要件を満たすと取得することができる。
資本金要件 500万円
従業員要件 なし
日本語要件 なし
日本語に対する要件は設定されておらず、日本語が使えなくても、比較的少ない資金と一人社長でも取得しやすかった。
この就労ビザを使って、多くの中国人が日本に在留している。
ただし、「経営・管理」については、昨今の外国人移民厳格化の流れもあり、25年10月に改正されている。改正後の要件は次のようなものだ。
資本金要件 3000万円
従業員要件 常勤職員1名以上の雇用
日本語要件 N2相当以上の日本語能力
資本金要件、従業員要件が引き上げられ、またビザ(在留資格)取得のためにはある程度の日本語能力が必要となった。
ちなみに「N2相当以上の日本語能力」とは、日常会話に加え、新聞記事やビジネス文書など、より幅広い場面の日本語を理解できる中上級レベルで、日本語能力試験N2を合格するには、600〜800時間の学習が目安とされている。




