国立西洋美術館(4)
国立西洋美術館で開催されている「印象派展」を見るのに、どのくらいのコストがかかるのか。
どうしてもコストのことを考えてしまう。
費用対効果について考える癖が私の中にはあった。
常設展観覧料は500円(一般)と低く抑えられているが、企画展(印象派展)の観覧料は2300円(一般)とやはりそれなりの値段はする。前売り券であれば2100円と多少安くなるが、前売り券は企画展が開催される前日までに購入しておく必要がある。当然、今は買えない。
昨年11月に、同じく上野にある東京国立博物館で開催された「運慶展」に行ったが、その際の観覧料は1700円だった。
今回の「印象派展」はそれよりも多少値段は高く設定されているが、美術館の企画展でこの程度の観覧料は当たり前なのだろう。
また、上野に行くためには当然交通費がかかる。
川崎駅から上野駅まで往復で812円。
つまり、「印象派展」を見るためにはトータル3123円の費用がかかることになる。
この値段を高いと見るか、安いと見るか。
今回の「印象派展」は、パリ、オルセー美術館が所蔵する絵画70点が公開される。
中には日本初公開のものもある。
もし、実際にオルセー美術館まで行ってそれらの絵を見るとしたら、それこそ莫大な費用がかかるだろう。それが3000円ちょっとで見ることができると考えたら安いものなのかもしれない。
それに、私は「様々な経験をすること」を人生における目標の一つにしている。
そのために、「月に一度は、今までに行ったことのない場所に行く。今までに見たことのないものを見る」という目標を設定していた。
かつての某クレジットカードのCMでも、「お金で買えない価値がある。プライスレス」と言っていた。
「経験」というものの価値は、ある意味ではお金に代えられない非常に貴重なものになりうるはず。




