国立西洋美術館(2)
昨年10月から国立西洋美術館で開催されている企画展、「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」。
専用サイトには、展覧会概要として次のような紹介文が書かれている。
『印象派といえば、移ろう光や大気とともにとらえた戸外の風景がまず思い浮かぶのではないでしょうか。とはいえ、彼らの最初のグループ展が開かれたのは、近代化が急速に進む1870年代のパリ。この活気に満ちた大都市や、その近郊における現代生活の情景を好んで画題とした印象派の画家たちは、室内を舞台とする作品も多く手がけました。
とりわけ生粋のパリ市民であったエドガー・ドガは、鋭い人間観察にもとづいた、心理劇の一場面のような室内画に本領を発揮し、一方でピエール=オーギュスト・ルノワールは、穏やかな光と親密な雰囲気をたたえた室内情景を多数描きました。ほかにもエドゥアール・マネやクロード・モネ、ギュスターヴ・カイユボットらが、私邸の室内の壁面装飾を目的として制作した作品も少なくありません。印象派と室内は、思いのほか深い関係を結んでいたのです。
本展では、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作約70点を中心に、国内外の重要作品も加えたおよそ100点により、室内をめぐる印象派の画家たちの関心のありかや表現上の挑戦をたどります。』
オルセー美術館の印象派コレクションがこの規模で来日するのはおよそ10年ぶりらしい。
今回の企画展ではエドガー・ドガの代表作『家族の肖像(ベレッリ家)』が日本で初めて展示され、また、マネ、モネ、ルノワール、ポール・セザンヌの名品も一同に会する。
私のような絵画に疎い人間でも「印象派」や「ルノワール」の名前くらいは知っている。
私は今まで「美術館」というものに行ったことがない。
「美術館」にどこかハードルの高さを感じていた。
今回の「印象派展」は、その入り口としてちょうどいいのかもしれない。




