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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年01月
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神様に対する決意表明(1)


朝起きると、カーテンの隙間から朝日が部屋の中に差し込んでいた。


時計を見ると午前7時。


昨日は大晦日ということで少し寝るのが遅くなってしまい、元旦の朝もいつもより起きるのが遅くなってしまった。朝型化の生活習慣を目指している身としては午前7時でも遅いのだが、大晦日、元旦だということで少しくらいは大目に見る。




カーテンを開けると、きれいな初日の出がビルの上に上がっていた。




やはり、元旦の空が綺麗に晴れ渡り、その中で穏やかな初日の出を見るのは気持ちが良かった。








正月は元旦に実家に行くくらいで、特に予定はない。




敢えて挙げるとすれば、初詣くらいだった。








まだ私が企業Aに勤めていて厚木に住んでいた頃は、初詣は鎌倉の鶴岡八幡宮まで毎年行っていた。




近所にも小さな神社はあっただろうけど、せっかく一年に一度のイベントだからと、有名な場所に行きたいと思っていた。


ただ、元旦に鶴岡八幡宮に行ったことは一度もない。


行くのはたいてい、1月4日や5日などで、少し時期をずらしていた。理由は単純で、元旦に行くと混んでいるに決まっていると思っていたからだ。








お参りでお願いすることは毎年決まっていた。




「今年こそは、新しい一歩を踏み出せますように」




その当時は企業という枠組みの中で本当に苦しい毎日を送っていたから、その当時から


「企業や国に束縛されない自由な状態を作り出したい」


と願っていた。




そのための準備もしていたし、実際にいくつかの行動も取るようにしていた。




だけど、その当時はまだまだ準備も整っていなかったし、準備も整っていない中で新しい一歩を踏み出すこともできなかった。




できるのは、神様に願うことくらいだけだった。


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