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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年10月
308/367

備蓄米を食べる(1)


今朝の日経新聞に、次のような記事が載っていた。








「コメ価格2週連続下落 店頭5キロ4211円 備蓄米が押し下げ




農林水産省が3日発表した9月22~28日時点のコメの平均店頭価格は、全国のスーパーからのPOS(販売時点情報管理)情報に基づくKSP―SP(東京・港)の分析で5キログラム4211円と、前週から35円(0.8%)下落した。値下がりは2週連続。安価な政府備蓄米の出回りが価格を押し下げている。」








相変わらず高値が続くコメ価格について、備蓄米効果で多少の下落が見られているという記事だ。




政府はもともとは今年の8月末までに販売するという条件で備蓄米を放出したが、業者への引き渡しが遅れ、流通や精米などの準備が間に合わず8月末までに売り切ることができないというニュースも流れていた。そのような中、農水省は9月1日以降も販売を認めるという決定を下している。




ただし、私が通っているスーパーでは、以前は備蓄米も売っていたのだけど最近はその姿は全く見なくなっている。


今は、25年産の新米が5キロ4000円を超える値段で売り棚に並んでいた。








私が初めて備蓄米というものを購入したのは今年の8月4日だった。




行きつけのスーパーで見つけて、迷わず購入した。


値段は税込みで2116円。


銘柄米の半値以下で買うことができた。




値段の面でも備蓄米を買うということは大きなメリットがあったし、それに、世間で噂になっている「備蓄米」というものを一度は食べてみたいという好奇心もあった。








購入した備蓄米は令和4年(2022年)産と記載されていたので、その当時で「古古米」というコメだった。現在は令和7年(2025年)産も出回っているので、「古古古米」になる。




私の食生活としては、昼はパン、麺類などコメ以外を食べ、夜はコメとパスタを日によって交互に食べるようにしている。




現在食べているコメが、備蓄米というかたちで購入した「古古古米」だった。



挿絵(By みてみん)


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