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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2024年12月
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年越し蕎麦で、一年の災厄を断ち切る


大晦日だからといって何か特別なことをするわけではない。




通常の一日と同じように、自分の中で設定しているタスクを粛々とこなしていく。別に紅白歌合戦を見ることもないし、「笑ってはいけない」を見ることもなかった。




習慣として設定している一日の過ごし方を変に崩すのも嫌だったので、何か特別な理由がない限りは大晦日だろうが、元旦だろうが、あるいは通常の何の変哲もない一日だろうが、過ごし方はなるべく変えないようにしていた。








ただ、一つだけ、大晦日にだけすることがあった。




夕食を食べ、そして寝る直前に、年越し蕎麦を食べるのだ。


年越し蕎麦と言っても、手軽に作れるインスタントのものを食べていた。


実家を出てからは大晦日を一人で過ごすことも多くなったが、その当時からこの習慣は続いていた。何となく自分の中で、年の終わりに蕎麦を食べることで一年の区切りをしようという思いがどこかにあった。








調べてみると、年越し蕎麦には、次のような意味が込められているらしい。




一年の災厄や苦労を切り捨てる。


長寿を願う。


家族の縁を細く長くする。


お金との縁を結ぶ。




年越し蕎麦は江戸時代から庶民の間に定着した文化で、蕎麦は他の麺類に比べて切れやすいことから、「一年の災厄を断ち切る」という意味合いが込められている。








FIRE生活に移行してからのこの一年、多くの成果もあったが、様々な災厄もあったのも確かだった。


特に健康問題には本当に苦しめられた。




大晦日では蕎麦を食べてそれらの災厄を断ち切り、FIRE生活二年目を迎えるようにしよう。


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