打ち水を習慣に取り入れる(1)
連日暑い日が続いている。
ニュースでは、熱中症予防を喚起するアナウンスもよく流れている。
ただ、それでもまだ7月頭だ。
これから7月後半から8月頭にかけて更に気温は上昇するはず。
そのときのうだるような暑さを想像すると、想像の中だけですでにうんざりとしてしまう。
そんな暑い日が続いている中、最近、私は一つの習慣を取り入れている。
朝、ベランダに水を撒くのだ。
いわゆる打ち水というやつだった。
私のベランダは南東を向いている。
それもあって、特に午前中はベランダに直接日差しが差し込んでくる。冬の時期であれば、それで部屋も少しは暖かくなるし問題はない。それに、日差しは部屋の中にも差し込んできて、部屋も明るくなる。
ただし、夏の時期は、その間取りが大きな問題を引き起こす。
とにかく暑いのだ。
今のような夏の時期に、午前中にベランダに出るとそこはサウナのような暑さになっている。おそらくその暑さが部屋の中にも伝播して、部屋の温度を上げる一つの要因にもなっている。
夏は基本的にはずっとエアコンを付けているので部屋の中はそれなりに気温は下げているのだけど、部屋が必要以上に暑くなってしまっているとそれを下げるのにも余計な電力がかかってしまう。
電気代を下げたいとも思っていたし、エアコン以外の手段でも少しでも涼しく過ごせる方法はないかとも思っていた。
そこで思いついたのは「打ち水」だった。
朝、日課としている一通りのタスクを終えると、午前九時頃に洗面器に水を張って、それをベランダに持ち出す。
そして、ベランダの地面が全体的に水で濡れるように、丁寧に水を撒いていく。たったそれだけだった。
時間としては一分もかからない。




