年々、気温が高くなっているような気がする(1)
最近、まるで夏がやってきたかのような暑い日が続いている。
数日前、私の家でもあまりの暑さに我慢できなくて、今年初めてのクーラーを使用した。
6月中旬でクーラーを使うことになるとは思わなかった。
年々、気温が高くなっているような気がする。
私がまだ小さい子どもだった頃は、30度を超えるような真夏日がやってくると、夏がやってきたと感じていた。
もう今は、6月の中旬にその真夏日がやってきている。
そして夏が本格化する7月終わりから8月にかけて、35度を超えるような日も珍しくなくなった。
35度を超えるような日を「猛暑日」というらしいが、子供の頃にそのような言葉を聞いた記憶もない。
体感的には、確実に日本は暑くなっている。
実際のデータとしてはどうなのだろうか。
少し気になったので、気象庁のサイトを調べてみた。
そのサイトに、「日本の年平均気温偏差」のグラフが掲載されていた。
1991年から2020年の平均気温を「基準値」として、1900年から2024年の各年の年平均気温について、その「基準値」からの偏差を表したグラフだった。
グラフは緩やかな上昇を示している。
1900年から2000年の100年間で約1.5度、年平均気温は上昇している。
そして何よりも恐ろしいのは、その上昇カーブが、2020年から2024年にかけて急激に上昇していることだ。今までの上昇の仕方とは明らかに違っている。
2024年の年平均気温は、1920年の年平均気温から約3度も上昇していた。