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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年06月
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別に米を食べなくても問題はない


昨日、食材を買いに近所のスーパーに行ったときだった。




スーパーの入口に一枚の貼り紙が貼り出されているのが目に入った。そこには次のように書かれている。




「備蓄米 整理券の配布は終了しました」




このスーパーでそのような貼り紙を目にしたのは初めてだった。ようやくこの店にも備蓄米が回ってきたらしい。と言っても、整理券の配布は終わっており当然買うこともできない。おそらく整理券まで発行されているということは、備蓄米を買おうと思っている人は、開店すぐに店に行ってその整理券を受け取るために並んでいるのだろう。








私は、そこまでして備蓄米を買おうとは思わなかった。




古古米や古古古米といった非常に古いお米の割に、値段は一年前、新米を買っていたときと同じ程度。確かにここ最近の米の高騰を考えると非常に安いのだろうけど、この状況に違和感を感じる。




米問屋は5次問屋まであり、米問屋の中ではここ最近の米価格急騰で莫大な利益を上げているというニュースも出ている。




ここで米を買うことによって、それらの米問屋の利益に加担してしまうような気がして、私は米を買うこと自体を忌避するようになっていた。








最近は米を食べずに、パンや麺、パスタを食べている。




この食生活に切り替えて気づいたことが一つある。




それは、「別に米を食べなくても問題はない」ということだった。


その事に気づいてから、米自体を買うことも無くなった。




少なくとも、今の騒動が沈静化するまでは米を買うことは無い気がする。








スーパーで色々と食材を買い込んでいき、ふと、米売り場はどのようになっているのだろうと思い、米売り場に足を運んだ。




備蓄米は全て売れてしまったのだろう、そこには、5キロで4000円を超えるような銘柄米が少しだけ積み上げられていた。


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