購入したワイヤレスイヤホンが壊れた話(1)
4月末に、シャオミ製のワイヤレスイヤホンを買った。
価格は2500円で安価なものだったけど、それでもそれなりの「ノイズキャンセリング機能」も付いている。音質についても特に不満もなく、むしろ満足しながら一ヶ月使い続けていた。
イヤホンは専用ケースに収納できるようになっていた。
そのケースには回転式の蓋が付いており、そのケースにイヤホンを収納することによってイヤホンへの充電が行われるような仕組みになっている。
昨日、そのイヤホンを使おうと思ってケースからイヤホンを取り出した。
そして回転式の蓋を閉じようとしたときだった。
私は異変に気づいた。
回転ヒンジ部分で何かが引っかかっているのか、蓋が閉まらないのだ。
少し力を入れて押してみても全く閉まる気配はない。
このまま力を入れ続けると、その回転ヒンジ部分が壊れてしまいそうだった。
「回転蓋」のように、製品において可動する部分があるとユーザーが何度も操作することになるので、どうしてもそこが破損の原因になりやすい。
私自身も会社員時代は製品設計を行っていたが、製品の可動部に関しては耐久性などかなり気を使って設計を行っていた。
このイヤホンに関しては、回転蓋の開閉をケース内部のセンサーで検知し、蓋を開けるとイヤホンのブルートゥースの接続がなされる仕組みになっていた。
回転ヒンジ部分に開閉を検知するための機構が追加されており、余計に脆弱になっているのだろう。
その部分が何らかの不具合を起こしているのは明らかだった。
そしてその不具合によって蓋の開閉を検知することができなくなり、イヤホンのブルートゥース接続もすることができなくなっている。
イヤホン自体は何の問題もない。
それなのに、ただ単に収納ケースの回転蓋のヒンジ部分が不具合を起こしただけで、イヤホンが全く使えなくなっていた。