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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年05月
173/310

裁判所ガイドツアーに参加してきた(4)


桜田通りを歩いていくと、皇居の桜田門で突き当りになっている。


私は信号を渡って、今度は桜田通りの逆側の歩道を歩く。








そこには警視庁があった。




裁判所や他の省庁の建物の前には警備員らしき人が立っていたが、警視庁の建物の前には警備員ではなく警察官が立っている。やはり警視庁とのことで、テロなどを警戒しているのだろうか。




私は警視庁の建物に出入りしている人たちを横目に見ながら歩き続けた。やはり皆ワイシャツ姿で、首からはIDのようなものをぶら下げている。


彼らが警察官僚なのかと観察していたが、特に、桜田通りを歩いている他の官僚の人達と外見的には違いは感じなかった。








そのまま裁判所の前まで戻る。


スマホで時間を確認すると、集合時間に対してまだ30分近く余裕がある。かといって、これ以上外を歩いていると不審に思われるかもしれないと思い、裁判所の中に入ることにした。








建物の中に入ると、入口に、空港の入口ゲートのような枠が設けられていた。その隣には、やはり入口ゲートにあるような手荷物検査の装置が置かれている。


私は籠の中にバッグとポケットの中に入っている財布、スマホを入れる。


そして自分自身は、枠の中をくぐった。


金属探知機は特に反応することなく、私は枠の外に出る。




手荷物検査の装置から私の荷物が入った籠が出てくるのを待ち、それが出てくると私はカバンと財布、スマホを中からつまみ出した。








入口に立ち、建物の中を観察する。




正面玄関前のロビーにはいくつかのソファーが設けられており、そこには裁判所に来ている人たちがぽつりぽつりと座っていた。もしかしたら、その中には裁判所に勤める職員で昼食休憩を使ってロビーで休んでいる人もいたのかもしれない。


まだ午後12時15分を少し回ったくらいの時間帯だった。




私は生まれて初めて入る「裁判所」の中を一通り観察し終えると、空いているソファーを探した。




裁判所ガイドツアーの集合時間が来るまで、ソファーに座って時間を潰そうと思った。


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