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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年05月
171/312

裁判所ガイドツアーに参加してきた(2)


東京地方裁判所の場所を調べてみると、霞ヶ関駅から歩いてすぐのところにあるようだった。




集合時間は12時40分。


裁判所ガイドツアーの事務局から送られてきたメールには、


「入庁の際、所持品検査を受けて頂く必要がありますので、時間には余裕をもってお越し下さい」


と記載されている。








当日、私は午前11時頃に早めの昼食を食べてから家を出た。




川崎駅から霞ヶ関駅に行くには、まずJR東海道本線で東京駅に向かい、東京駅で東京メトロ丸ノ内線に乗り換えて霞ヶ関駅に行くことになる。所要時間は30分程度だった。




それほど遠いわけではない。


むしろ、近い、という部類に入るかもしれない。




だけど私が厚木から川崎に引っ越してきてから、東京駅を乗り換えで使用したことは無かったし、霞ヶ関駅で降りることも無かった。


そのような用事が、今までの私には一度もなかったのだ。




多くの省庁が集まる「霞ヶ関」という場所は、近いけど遠い、そんな「異世界」のような場所だった。








東京駅はさすがに多くの人で混雑していた。


サラリーマン風の人。学生と思しき若者。旅行客である外国人。いろいろな人達が、自分の目指す場所に向かって黙々と歩いている。




私はその人の波を縫うように歩き、一度JRの改札口を出て、上部に設置されている案内掲示板に沿って「丸ノ内線」の乗り場に向かう。








東京駅からは途中銀座駅に停車するだけで、すぐに霞ヶ関駅に到着する。


午後12時40分集合に対して、霞ヶ関駅に着いたのは正午頃だった。さすがに早く着きすぎたようだ。




霞ヶ関駅に来ることなんてこれからも無いだろうから、せっかくなので駅の周りを散策しよう。




そんなことを頭の片隅で考えながら、地下鉄の出口に向かった。


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