自分のモチベーションを自分で管理する(2)
毎日モチベーションを高くして過ごせればいいのだけど、それでも日常の様々な出来事の中でモチベーションの上下変動は発生してしまう。
モチベーションの低い日にどのように過ごすのか。
その過ごし方を、私は事前に決めていた。
まず、徹底的に作業系タスクに集中する。
モチベーションが低いときは、頭がうまく働かない状態であることが多い。
そのような状態のときに何か複雑な思考が要求される作業をしようとしてもうまくはいかない。逆に、それがうまくいかないことがストレスになって、ますますモチベーションが下がるという悪循環に陥ってしまう。
なので、モチベーションが低いときは完全に割り切って「単純作業を行う」ということに集中するのだ。
それは、深く考えずにできるもので、手を動かしていれば実施できる簡単な作業であることが多かった。
例えば部屋の片付けや掃除。
やろうやろうと思っていてできなかった箇所の片付けや掃除を行う。そのようにして単純作業を淡々とこなしていく中で作業興奮が生まれ、少しずつ頭が回り始める。
また、その作業は、何かしら自分にとってプラスになる作業である、ということが重要だった。
片付けや掃除であれば、部屋がきれいになるという大きなメリットがある。
だらだらと動画を見続ける作業とは違って、明確なメリットがあるのだ。
そのような作業を行う中で、「なにか自分にとってプラスになる作業をしている」という実感を作り出すことができ、そのことがモチベーションの向上にプラスに働く。
単純作業をすることで作業興奮を引き起こすこと。
自分にとってプラスになる作業をすること。
その二つの効果により、モチベーションを上げていく。