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或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2024年12月
15/306

FIRE生活に移行して一年が経ち、この一年間を振り返る(2)


FIRE生活という、一日の時間を完全に自分の自由に過ごせる生活。




その生活の中で、いかに自分で自分を律するための「強制装置」を設定していくのか。それが、意志の弱い人間である私にとっての重要事項だった。




会社という枠組みから逃れたからといって、毎日を無為にだらだらと遊び呆けて過ごしたいとは思っていなかったし、その自由な時間の価値を最大限活かす形で、私が人生において成し遂げたいと思っているいくつかの目標を達成していきたいと考えていた。








私がその「強制装置」として活用したのが「計画遂行法」と私が呼んでいる方法だった。








計画する自分と、それを遂行する自分に完全に分離する。




計画する自分は、自分の人生における目標を明確にして、その目標を達成していくためにはどのようなステップを踏んで行動していくべきかという項目を客観的に分析して、それを計画に落とし込んでいく。


その際は、自分自身がその計画を実行することは考えない。


まるで、全く別の誰かの計画を作ってあげるかのように、それを一つの計画として作り上げていく。自分がその計画を実行するのだと考えてしまうと、「これをやるのは面倒だな」という弱い自分がどうしても顔をのぞかせてしまう。だから、私は計画する自分とそれを遂行する自分を完全に分離しようと思った。




最後にその計画を一日のスケジュールの中にタスクとして落とし込む。








あとは遂行する自分として、それらのタスクを一つずつひたすらこなしていくのだ。


遂行する自分としては先のことは考えない。ひたすら目の前のタスクにのみ集中する。そしてタスクが一つ終わったら、メモ帳に書き出したスケジュールの終わったタスクを赤ペンで横線を引いて消していく。




一つタスクを終わらせたということを目に見えるような形にし、それを積み重ねていくことによって達成感も積み重ねていく。




自分で自分を律するうえで、その「小さな達成感の積み重ね」も非常に重要だと考えていた。


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