オンラインカジノの闇(1)
一本のドキュメンタリー番組を見た。
タイトルは「オンラインカジノ “人間操作”の正体」。
4月20日にNHKで放映されたものだが、興味があったのでその番組を録画していた。そして放映された数日後に、時間をとってその番組を見た。
番組紹介には次のように書かれている。
「『 “人間操作”ですよ。あの恐ろしいモノを開発したのはこの私です―』。
インターネット上の違法ギャンブル『オンラインカジノ』。関係者のひとりが内実を明かした。
取材班は3年にわたり、その謎に包まれた運営組織を追跡。
浮かび上がってきたのは、日本人を狙い、利用者のスマホから様々な個人情報を収集、自分の意志ではやめられなくなる状態へと追い込む仕組みだった。
オンラインカジノの真の恐ろしさに、調査報道で迫る。」
オンラインカジノに関する問題では、違法賭博をして芸人やスポーツ選手が謝罪するということもニュースで目にすることも増えた。
例えば、令和ロマンの高比良くるま氏は違法賭博を謝罪し、一時期活動自粛をしていた。高比良氏は「違法ではないという認識をしてしまい、オンライカジノをしておりました」と語っている。
また、卓球選手の丹羽孝希氏もオンライカジノによる違法賭博で所属していたチームから契約解除されている。
所属チームが報道機関の取材を受けて事態を把握し、丹羽氏に確認したところ、暗号資産を使って海外のオンライカジノで賭けをして、賭博容疑で警察に書類送検されたことを認めたという。彼も「違法だとは認識していなかった」と話している。
現在、日本国内におけるオンラインカジノの利用者は336万人にものぼるという。
なぜ人はオンラインカジノに嵌まってしまうのか。
番組ではその理由について掘り下げていく。