表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
或る人のFIRE日記  作者: 鷺岡 拳太郎
2025年04月
130/308

思索のために、外を歩く(1)


寒い季節が通り過ぎ、ようやく気温も上がってきた。








FIRE生活に移行してからは基本的には家での作業をしているのだけど、ただ、その中でも「一日一度は外を歩く」ということを習慣化していた。


やはりずっと家にいるとどこかではストレスが溜まるので、気分転換の時間を設けたいという目的もあったし、また、実際に外に出て本屋や他の店に行って様々な商品を見ることによって、この世の中のことについていろいろと情報収集をするという目的もあった。








ただし寒い季節は中々「外に出よう」という意欲も減退してしまう。


雨の日に外に出たくないのと同じように、寒い日にも外には出たくなくなる。




その結果、冬の季節は、スーパーに食品を買いに行く、といった明確な目的がなければ外に出ないことも多くなってしまっていた。








昨日、天気も良かったので、久しぶりに何の目的もなく外を歩いてみた。




午後の駅前を歩き、そして本屋に入る。


その中でいくつかの雑誌と本を立ち読みし、その本屋を出た。




その後、駅前を少し歩いた。








その中で一つ気付いたことがある。


それは、「外を歩くこと」のもう一つの効果についてだった。




それは、外を歩いている間は特に何もすることはないので、頭の中でいろいろな考えを巡らせることができる、ということだった。




家にいると何かしらの作業をしてしまう。


何もせずに「ただ考える」という時間を設けることも無い。


自分の中で決めているスケジュールに沿って、様々なタスクをこなしていく。




だけど、外を歩いていると、「何もしない」ということをすることができる。


その結果、他に何もすることがないので、「ただ考える」ということをすることができるのだ。




私は、これからの人生戦略のこと、私の目標のこと、目の前の課題のこと、様々なことを考えながら街を一人歩いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ