マイナ免許証(1)
4月4日の日経新聞に、次のような記事が載っていた。
「マイナ免許証、保有者の6割『2枚持ち』 1週間で11万人
運転免許証とマイナンバーカードを一体化した『マイナ免許証』を巡り、警察庁は3日、導入から1週間が経過した3月末時点の保有者は11万7589人だったと公表した。6割の人が通常の免許証とマイナ免許証を両方持つ『2枚持ち』を選択した。」
私も運転免許証は保有しているのだけど、車も持っていないし、現在は完全なペーパードライバーになっている。
それもあって、「マイナ免許証」という存在を全く知らなかった。
マイナ保険証に続いて、運転免許証もマイナンバーカードと一体化できるらしい。
マイナ保険証は私自身活用させてもらっているが、いまいちメリットが分からない。
自分の医療情報を様々な医療機関で簡単に共有できるらしいが、それで何か役に立ったということも無かった。ただ、「保険証」というカードを持たなくても、マイナンバーカード一枚で済むという意味では、少しはメリットはあるのかもしれない。
そもそも「マイナ免許証」のメリットは何なのだろう。
神奈川県警のHPを見てみると、次のように書かれている。
1.住所変更ワンストップサービス等
住所変更ワンストップサービス等の利用同意手続を行うことにより、市区町村の窓口でマイナンバーカードの氏名、生年月日及び住所を変更すると、免許センター等での免許証の記載事項変更届出は不要となります。
2.マイナポータルとマイナ免許証の連携
マイナポータルで「免許情報の確認」、「本籍のオンライン変更」、「オンライン講習の受講」の免許関係サービスが利用できるようになります。
3.オンライン更新時講習の受講
既にマイナ免許証を保有している場合は、更新時の優良・一般講習を個人のスマートフォンやパソコン等で動画を視聴することにより、オンラインで受講することができます。
4.住所地以外の都道府県での迅速な免許更新
既にマイナ免許証を保有している場合は、住所地以外の都道府県(経由地)でのマイナ免許の書換えが可能となり、経由地において更新手続が即日完了します。
基本的には、住所変更時や免許更新時の手間を減らすことができるということらしい。
確かに免許更新時は講習ビデオの視聴をしなければならないが、視聴の時間枠も決まっていたりして中々面倒くさい。
かといって、免許の更新は5年に一度しかやってこない。
慌てて「マイナ免許証」を取得するような動機づけにはなりづらいかな。