今まで相撲に興味を持ったことなんて無かった(2)
先月開催された九州場所。
千秋楽に、それぞれ一敗同士の大関、琴櫻と豊昇龍が激突した。
私自身、鳥取で相撲を見るまではその二人のことは全く知らなかった。
調べてみると琴櫻は、同じく相撲取りだった祖父の琴櫻から四股名を受け継いでいて、初代琴櫻は横綱までいっている。そして何よりも初代琴櫻は鳥取県倉吉市出身らしい。
鳥取で相撲を見ている中で、その鳥取という繋がりに不思議な縁を感じた。
一方で豊昇龍はモンゴル出身の力士で、その叔父は横綱だった朝青龍だという。
これも中々興味深い出自を持っている。
この二人の大関が最終日まで一敗を守り、千秋楽に優勝を決めるための大関同士の取り組みがあったのだ。大関相星決定戦は21年ぶりだった。
結果は琴櫻が豊昇龍を「叩き込み」で破り、幕内初優勝を飾った。
この千秋楽は、私が鳥取から川崎に戻ってからの出来事だった。
鳥取で何となく見ていた相撲も、川崎に戻ってからはいつの間にか毎日見るようになっていた。
相撲にチャンネルを合わせて見るなんて、以前の私からは全く想像できなかった。相撲は年寄りが見るものという固定観念が自分の中のどこかにあった。
だけど実際に見てみると、その一瞬の勝負にどこか魅せられていた。
25年1月場所は、1月12日が初日になる。
今回の九州場所で初めて知った琴櫻と豊昇龍の綱取りもかかっているようなので、楽しみにして見ようと思う。