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第53話 二十九日、③

(行程)土佐の泊へ


(原文)

おもしろき所に船を寄せて、「ここやいづこ」と問ひければ、「土佐のとまり」とぞいひけり。昔、土佐といひける所に住みける女、この船にまじれりけり。

そがいひけらく、「昔しばしありし所の名たぐひにぞあなる。あはれ」といひて詠める歌、

「年ごろを 住みし所の 名にし負へば 来よる波をも あはれとぞ見る」

とぞいへる。


※土佐のとまり

 鳴門市鳴門町土佐泊浦。鳴門市の東北部、大毛島の東半分を占める。


(舞夢訳)

風光明媚な所に、船を寄せました。

「ここは、どこなのですか」と質問すると、船頭が「土佐の泊」と教えてくれました。

以前に、土佐に住んでいた女性が、船客の中におりました。

その彼女が「かつて、長い間住んでいた場所と同じ地名ですね、何か面白いです」と言いながら、歌を詠みました。


長年住んでいた場所と地名を同じくするこの場所は、打ち寄せる波でさえ、(過去を思い出させるので)懐かしく感じてしまいます。

などと言っております。

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