表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/83

第4話 廿四日

(滞在地)大津・舟戸


廿四日、講師馬の餞しに出でませり。

ありとある上下、童まで醉ひしれて、一文字をだに知らぬものしが、足は十文字に踏みてぞ遊ぶ。


※講師

 土佐国分寺の住職。古代、諸国に一名ずつおかれた僧官。

 延暦年間に講師と改称。国内の僧侶と尼僧を管理し、重要な儀式で経典を読んだ。

 土佐の国分寺は741年、南国市に創建されたらしいが、平安時代後半に金堂などが火災で焼失。現在は礎石のみが残る。

※一文字をだに知らぬものしが、足は十文字に踏みてぞ遊ぶ。

 文字の読み書きなど何もできない人たちが、足では十の字を書くように踊って遊びます。(要するに、千鳥足のこと)


(舞夢訳)

二十四日は、国分寺の住職様が、お別れのご挨拶(宴)に、お越しになりました。

お料理とお酒を、その場にいた、ありとあらゆる身分は関係なく、子供までも、ご馳走に預かり、酔いしれます。

全く文字の読み書きなど出来ない人たちも、足では十の字を書くように踊って遊びます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ