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第14話 四日~六日

(滞在地)大湊


(原文)


四日、風吹けばえ出でたゝず。昌連まさつら酒よき物たてまつれり。

このかうやうに物もて來るひとになほしもえあらでいささげわざせさす物もなし。

賑はししきやうなれど負くる心地す。

五日、風浪やまねばなほ(なほ)同じ所にあり。人々絶えず訪ひに来。

六日、昨日のごとし。


※まさつら

 伝未詳。表現的に、現地で使っていた身分の低い人とされている。


(舞夢訳)

四日も、風が強く吹くので、出航は出来ません。

昌連まさつらが、酒と美味しい料理を持って来てくれました。

このように、差し入れしてくれる人々には手ぶらで返すわけにはいかないので、(少しですが)何かのお返しをします。

多くの御馳走に対して、お返しが少ないので、相手に負けたような、心苦しい思いです。


五日も、風と波がおさまらないので。、同じく大湊におります。

そうしている間にも。人々がひっきりなしに、訪れるのです。

六日も、昨日と同じです。

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