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いせかい!~人気最下位は現実世界に帰れない?神界で話題沸騰のJK5人組ほのぼのサバイバルリアリティーショー~  作者: 碧い月
はじまり!

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けっちゃく!(2)

(…………って、ええっ!?このみ???このみ光ってる、なんで!!!???)


「こ、このみ、それ…………アハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!!!!」


(ユウの馬鹿笑いが、森を覆う緊張感を切り裂く)


(それもそのはず)


(光ってるのだ!!)


(このみが!!)


(激しく!!!!!!)


(目から、鼻から、口から、耳から、なんならヘソから、とめどなく溢れる光の濁流!!)


(あたかも、このみが人間豆電球や人型ミラーボールになったかのように、ホタルよろしく体内から光が漏れ出す光景は幻想的であり、滑稽であり、不可思議であり、言うなれば一種の芸術であった)


(そう、それはまさに『ゲーミングこのみ』!!)


(このみの体内で突如発生した太陽フレアが、肉体を電球としてエネルギーを拡散させるように、このみが動くたびに光がビームのように発散され、周囲を恐怖と爆笑で包み込む)


「なに!?なになに、私がどうかなってるの!?ノノカちゃん、なにかした!!??」


(このみの口の動きに合わせ、光のボリュームが切り替わり、目をパチクリとするリズムに合わせ、発光信号のようにチカチカチカチカと明滅する)


「い、いえ、このみ先輩、別に何も変じゃな…………プッ、ウヘヘヘヘへへへッ」


(うるるはフォローしようと試みるが、すぐさま目の前の現実に押し負け、顔を背け笑い声をあげる)


「敵が勝手に逃げてくんだけど!?どうなってるの、これ!!」


(ありとあらゆる穴から光を零しながら、このみが一歩前に踏み出すと、最早その小さな脳では事態を理解しきれなくなった羊狼シープドッグ達は、頭目の指示も無視して少女達から離れ、まるで嵐が過ぎ去るのを洞穴の中で待ち侘びるように、ただただ固まっている)


「ププッ……さ、流石ゲーミングこのみさん、ハンパないっす」


「なんかメチャクチャ煽られてるような気がするけど、結果オーライだから今だけは許す!!桃子ちゃん、そろそろいけるっ!?」


「もちろん。ふふっ、私抜きで盛り上がってるとこ悪いけど、美味しい所は持ってくから。冥界の門まで案内してあげるわ!!『演奏3』破滅へのプレリュード!!!!!!!!!!」


(桃子が最後の音を高らかと鳴らし、敵に向かってピックを投げると、俄かに空気が振動し、羊狼シープドッグ達を小型の雷のような歪な閃光が襲う)


「グガォゥ!!」


(桃子のスキルを喰らい、言語化困難な断末魔と共にバタバタと倒れていく獣達。周囲には毛髪が焼け焦げたような不快な臭気が立ちこめ、少女達は思わず手で鼻を覆った)


「これが魔法!?威力おかしくない!!??」


「うむ、よくやっだぞ、桃子」


「えへへっ、中までこんがり焼けましたかね………」


「………これって、全部やっつけたんですよね?」


(辺りに広がる惨劇から目を背けていたノノカが、指の隙間から様子を窺う)


「ノノカ、フラグになるからダメ。『やったか!?』と『効いてないだと!?』が常にセット販売になってるのがエンタメ界。油断は禁物。………ふっ、それでも流石にもう生き残りはいないみた………あっ」


(雷撃を受け多くの敵がピクリとも動かないなか、ヨロヨロと立ち上がり、コチラを睨みつける巨躯。この群れの頭目だ)


「桃子ちゃん、危ないっ!!」


(敵は仲間の仇を討つためか、それとも最も無防備な獲物と見えたのか、他の少女達には目もくれず一直線に桃子へと突進する)


「逃げてっ!!」


「逃げる?私が??まさか。破滅へのプレリュードの効果を知らないみたいね………全てを薙ぎ払う全体攻撃、そしてそれを突破した強者すら葬り去る必殺の単体攻撃!!」


「喰らいなさい!!破滅へのプレリュード(アンコール)、『無慈悲な断頭台』!!」

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