表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

先輩と後輩

先輩と後輩

__________




光が強く、目を細めないと、やられてしまいそうな、晴天下に····


俺は部室の鍵を入れ、そして捻ると、


ガチャ····


と音がなった。


部室の扉を開け、色々と準備をし、もう一度外に出ると····




「はるせ〜ん〜ぱぁ〜い!!」




遠くから、徐々にこちらへ走ってくる····


って···




「ぐへっ!?」




俺の腹に目掛けてタックルしてきた····!?




「いってぇー」




俺は地面に尻を着いた。




「大丈夫ですか?はる先輩っ」




顔を上げると、少し赤味が掛かった黒髪ショート、黒目の少女が立っていた。




「なにすんだよ、美緒」


「ええぇ〜今のは友情の証ですよぉ」


「まぁ····いつも通りのことだけどよ····」


「そっすよ〜いつも通りのことです!」




はぁ····と溜め息を漏らし、尻を地面から離した。




改めて、紹介しようか


コイツの名前は-佐々木美緒-。


周りからは、美少女と言われている。


俺には、関係ないがな。


そして、美緒とは、いわゆる先輩と後輩という関係で、


良く外出をし、遊んだりしている。


それってデートじゃん!って思ったやつ


俺は、そんな風に思った事もないし、美緒も思ってない。


これは、れっきとした友情というやつだ。




「はる先輩?ぼーっとしてどうしたんすか?」


「ん?ああ、いやなんでもない」


「も〜しっかりしてくださいよ〜近い内に大会があるんすよ?」


「そうだな····取り敢えず、部活の服に着替えてこい」


「わかったっす!」




そうして、美緒は、そそくさと部室へ走っていた。


ちなみにだが、さっき言っていた大会だが、


俺達は、陸上部に入部している。


選んだ理由?


まぁ、ただ単純に、中学からやり続けていたからだ。


そして、美緒との関係も中学からだ。


一緒の高校になったのは、びっくりしたが


また、話したり遊べると思って嬉しかった。


っとまぁ、話はここで終わり。


····よし、道具の準備に掛かるか。




そこから、ミーティングをして、部活に取り組み、気付けば空が少し暗くなっていた。


最後のミーティングをし、俺は、帰りの準備をしている。


そうしていると····




「はる先輩!一緒に帰りましょ!」


「ああ、分かった」




俺は、相槌をして、それから学校から出た。




「今日も疲れったっすね〜」


「確かにな、また筋肉痛になりそうだわ」


「私もっすよ」




あ、そうだ!と美緒が声をだした。




「はる先輩!日曜日部活無いんで、どこかで遊びません?」


「お!いいな、どこ行く?」


「そうっすねぇ〜」




美緒は、人差し指を顎らへんに当ててうん〜っと考えている。




「あっ!遊園地行きませんか!」


「そういや遊園地あんま行ってなかったな」


「そっすよね!あんま行ってなかったすよね!」


「わかった、遊園地にしようか」




やった〜!っとはしゃいでる。


そんなに楽しみなのか。


まぁ行ってなかったし、俺も少しは楽しみだなとは思っている。




「じゃあ、時間とか集合場所はLI◯Eで決めましょうか!」


「そうだな。っと俺はこの左の道だから。じゃ、またLI◯Eで」


「はいっす!はる先輩!またっす!」




美緒が元気よく手を振って走っていた。


よく走るなアイツは、まぁ元気なのはいいことか。


っと思い俺も手を返した。


そして、家の帰路を辿った。




♧♧♧




佐々木美緒side




私の名前は、佐々木美緒。


高校1年生だ。


そして、陸上部に入っている。


理由は、中学からずっと陸上部で、先輩····


一色治先輩がいたから。


私にとって先輩は、男友達で尊敬している。




····私は、嘘つきだ。


本当は、先輩のことが、好きだ•っ•た•。


けど····私は、先輩と遊んだり、話したりと、楽しくて、この関係を壊したくなかった。


先輩は、優しくて、こんな私でも中身を見てくれて、一緒に居ると、ドキドキしていた。


でも、先輩からしたら、私は友達····いや、親友と思っている。


諦めれなかった。




だけど、ある日、先輩から····




「俺、好きな人ができたんだ」




と、言ってきた。


私は、そうなんっすね!とできる限りの笑顔を見せた。


悲しかった。


でも、先輩が幸せになれるなら、応援しようと、心に決めた。


そして、今日も、先輩と遊びに行く。




····歯車が動き出した。


変わらない


動かなかった歯車が動き出した。


これからの日常が黒く染まりそうな····


私は、まだ知らない。


心の内に、秘めた黒い渦があることを····




____________________________________________




1話が終わりましたが、どうでしょうか?


初めて小説を書いたので、変なところがあったら、すみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ