ヴァンプロブレイクタイム!その3 ここにいるの疲れてきたしそろそろ逃げようかな〜…あれ、お姉ちゃん?
安定の激遅投稿。
そろそろネタが尽きてきた頃なんでね…
ちなみにもう気づいている人も多いと思うんですけどこの作品1話につき1つ以上は何かしらのネタをパクってます。
何なら本編のタイトルは必ず何かしらのパクリにしようと思ってるのでね…
あ、今回はおまけなのでパクリではないです。
それではおまけどうぞ↓↓
zagre side
その時は確か、風呂から上がって寝るまでのんびりテレビを見ていた時だった。
「………お姉ちゃん?」
「どしたのザグレ?」
「これってさ…何されてるの?」
「そんなのスキンシップに決まってるじゃん!」
…何故か姉のレイは、俺に抱きついていた。
更にそのまま頭を撫でるよう要求してきた。
もちろん俺の姉は超ブラコンで結構重たいことは知っているけど、こんなに行動に表すなんてことは絶対しないはずだ。
「つれないのはお姉ちゃん嫌だな〜」
「申し訳ないがいつもと違うことをするのはNGなんだ。エリザという前例があってですね…」
「大丈夫!これするだけで私は満足だから!」
「それならいいんだけど…」
100%これ以上のこと要求される自信がある。前もそうだったんだからさ…
と思いながら、大人しく頭を撫でることにした。
「……何時にやめる?」
「気が済むまで」
やめないわこれ。薄々察してたけど。
「…じゃあ俺が眠くなるまでやるよ」
「ありがとザグレ、宇宙一愛してる!」
〜〜〜
「Zzz…」
「…」
始めてから大体1時間後、俺よりも先にお姉ちゃんがリタイアした。
これはちょっと予想外過ぎたけど、結果オーライってことで。
「もう寝る準備するか…」
そう決めて、お姉ちゃんのハグをゆっくり放して自分の部屋に戻った。
「明日は休みだけど、結局カナセが遊びに来てお姉ちゃん達と修羅場になるんだろうな…はぁ…」
自室に戻ってすぐ、俺はそんな愚痴を漏らした。
最近はもうカナセと会うこと自体が億劫になってきつつある。
だってあいつすごく重たいし会わなきゃヘラるし姉妹と一緒にいるだけなのにヤンデレモード発動するぐらい器小さいし…
「…はぁ…」
無駄にあいつのこと思い出したら辛くなってきた。
癒しが欲しいな…
「ん?癒し?」
ここ1年間は主にカナセのせいで全く会えていなかったが、俺には元許嫁もといマイ天使のメリフがいたじゃないか!
あの子もヤンデレの素質があるように見えるけど、カナセから逃げることができるなら今更そんなことはどうでもいい!
(まあ本音を言うなら悠々自適な一人暮らしがしたいけれども)
取り敢えず明日はカナセから離れてメリフに会いに行こう。
そう思いながら、今日購入したニンゲン界のラノベを開いた。
やばいめっちゃ面白い。
〜〜〜
「ふぁ…」
寝る前の読本用に買ったラノベだったのだが、とにかく興味をそそるような描写をしてたせいで1日で全部読んでしまった…
俺ってそんなに活字好きじゃないのに、さすがニンゲンと感心してしまう。
…俺も、ニンゲンだったら良かったのに。
「何で俺って、ヴァンパイアなんだろうな…」
ああもう憂鬱に考えたらダメだ!どんどん悪化してヒステリックになるだけだから!
取り敢えずもう電気を消して、今日は寝ることにした。
電気を消すとき、ドアの向こうに誰かいたような気がするのは気の所為だと信じたい。
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「…嘘…よね?」
さっきザグレの部屋を盗み聞きしたときに聞こえてしまった、あの呟き。
それはまるで、自分がヴァンパイアであることに不満げな…いやそれなんかよりもっとずっと重い、嫌悪を感じているのと一緒だ。
「絶対…ダメだよ…?自殺するとか…逃げ出すとか」
怖い…怖い怖い、ザグレが私のもとから消えてしまうのが怖い。
どうしようもないくらい不安になった私は―
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zagre side
「…んんぅ?」
何なのか分からないが、腕と脚に圧迫感があったせいで目が覚めてしまった。
「あ、ザグレ起きた?」
「…ん?お姉ちゃん?」
目の周りにも何かが付いているような感じがして、何も見えない。
ただ、声から近くにお姉ちゃんがいることだけがわかる。
…っていうか、これって…
「お姉ちゃん、お願いがあるんだけど」
「なあに?ザグレの頼み事なら何でも引き受けてあげるよ!」
「この束縛を解いて欲しいな〜」
「ごめん、その頼みはちょっと厳しいかも…」
「頼りない、意気地なし、失望した」
「お姉ちゃん泣いちゃうよ?」
「じゃあ解いてよ、というかそもそもなんで束縛なんか…」
「そんなの、ザグレが私から逃げ出さないようにするためだもん。
ザグレに辛いことがあれば私に相談したら良いし、ザグレが好きな料理だったら何でも作れるし、何でもやってあげるからさ。だから、
私だけと、ずっと一緒にいようよ」
やっぱりヤンデレだな、お姉ちゃんも。
なら対策は一つしかない。
「すぅぅぅ…カ〜〜ナ〜〜セ〜〜!!!」
「ちょっと待って何でそんな大声で女の名前を…」
「ザグレ呼んだ?ってレイさん?」
自分の大声に反応してお姉ちゃんが返事をする間に俺の部屋に来てくれるカナセ。
やはりバカとハサミは使いようというか、ヤンデレとハサミは使いようというか…
でもカナセが来てくれたから、もう安心だろう(フラグ)
「ザグレを監禁するのは幼馴染である私の特権なの!!!レイさんにもそれは譲れないから!!!」
絶対回収できないと思ってもフラグは建てちゃいけないことが身を以て分かったよ…
やはりバカとヤンデレは使えないが正解だったか…
でもそれなら…
「…すぅぅ…エ〜〜リ〜〜ザ〜〜!!起きて〜〜!!」
「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!ミリアだよ!」
エリザを起こそうとしたら逆にミリアが来た。
というかミリアは何故そのめっちゃ古いネタを知ってるんだ?
っていうことは置いておいて、ちょっと心許ないけど助かる…!
「お、おねえちゃ〜んおにいちゃ〜ん助けて〜!」
「ありがとうカナセ、その子はそのままの状態で拘束したら大丈夫だから」
「ミリア〜!」
や、やはり幼児に救助は困難だったか…
まずいマジでエリザが起きてくれないと俺の純潔が…
「ふぁぁ…なんかお兄ちゃんに呼ばれたような気がして…って皆!?」
その後、エリザによって救出された俺とミリア、そしてエリザの3人は監禁してきたレイお姉ちゃんと便乗してきたカナセに説教したとさ。




