悲
ナリワの頭の中で作られる世界をどうぞゆっくりと。
皆様の想像力との協力作品になります。
見覚えのある校庭に、私は人の波にのまれてる
ここは毎日通ってた中学校の校庭だ。
私は現在SJK(高校2年生)になったばかりの実智琉です。何故ここにいるかは私にも分からない。
けど多分、夢の中だ。
SF映画みたいに100メートル走の芝生がぷかぷか浮いている。これは確実だ。夢だ。なんでこんな夢を見てるのかな、そんなに疲れてた?いや、最近は休みで生活習慣も良い。じゃあなんだろう。まあ怖い夢じゃないならいいか。
今は体育祭当日らしい。だからこんなに人が多いのか。初めて見る夢のはずなのに私には家族がいる。母、父、兄、みんなからしたらなんら変わりのない家族だろう。でも実際、私の家族は母と姉しかいない。だからこんなにも自然に父や兄がいることが馴染んでいることに内心驚いている。とても。
私はそこから予行練習でもしたかのように自分が出る競技の準備をした。400メートル走だ。マラソン並みに並んでいる。
「緊張してる?一緒に頑張ろうね」
この人はさっきからずっと着いてきている、誰かと思ったが兄の友達だ。
「やっとこっちみた。すごい緊張してるんだ。」
ああ、この世界の私はこの人のことが好きなんだ。初対面のはずなのにすごいドキドキする。一言一言話しかけられる度、返す言葉を探すのに必死になる。焦る。。
「大丈夫だよ。ッ優勝できるか心配だっただけ。」
すごい、現実にいたら絶対好きになっちゃう。
私でも分かっちゃうくらいすごく優しい目をしてる。よく見ると身長も高いし、サラサラしてる髪。小さい顔。言葉も優しい。きっとなんでも出来ちゃう人なんだろうな。みちるの時に出会いたかったわ(笑)
なんか顔が熱い。
何に緊張してるんだろう。横にいるイケメンかな。それとも競技?
「それでは、次の競技。400メートル走を開始します。出場するのはこの学校の頂上になりたい人です。それでは…」(アナウンス)
え?学校の頂上?どーゆー世界観かほんとに分からない。でも誰も動揺してない。みんなにはこれが普通?
「スタート」(アナウンス)
走り出した。400メートルもあるから最初は結構ゆっくりだ。
どうでしたか?
初投稿なので実はちょっとどきどきしています////
続きも早めに出ると思います!
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