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2話 新たな仲間

5件ものブクマありがとうございます。感謝しています。

「これから、どうしよう………」

 

 翌朝。ハクは目を覚ましたが、陰鬱な気分になっていた。今までならシグルド達の朝ごはんを作り、コーヒーを淹れ、少し鍛練をしてから皆を起こしに行っていた。

 

 しかし今日からは違う。昔と同じように、ミシェルが既に朝食を作り終えていた。

 

「ごめんミシェル、ありがとう」

 

「いいよこれくらい!」

 

 卵炒めとパンの簡単な食事。それを食べ進めながら、今後の予定を考えることにした。

 

「とりあえず、これからは私とパーティーを組んで、依頼を受けよう。でも………私は戦えないし、やっぱり新しい仲間が必要だね」

 

「………新しい、仲間………か」

 

「ほら、早く行こう!しょげても始まらないよ!」

 

「あっ………うん!」

 

 追放されたことが余程堪えていたのか、ハクはまだ頭の切り換えが出来ていなかった。あれは夢だったんじゃないか、と何度も考えた。しかし昨日のことは、現実だった。それを認識する度に、悔しさが滲む。

 

 家から歩いて五分。大きな酒場のような建物が見えてきた。

 

 大きな木製のドアを開くと、中は冒険者達で賑わっていた。

 

 ハク達が入ると、周りの冒険者達がヒソヒソと話し始める。

 

「おい、見ろよあれ。おこぼれでBランクになった寄生虫だぜ」

 

「あー、シグルドのパーティーの?いつもの奴らはどうしたんだ?」

 

「知らね。追い出されたんじゃね?」

 

 噂話が聞こえていたミシェルは、怒りで拳を握り締める。そんな時。身長190cmほどの屈強な冒険者が、彼女達の前に立ち塞がった。

 

「あ、ドーンさん!こんにちは!」

 

「よう坊ちゃん。聞いたぜ?お前シグルドさんのパーティーから追い出されたらしいじゃねえか!カッカッカ!!!まあ仕方ねぇわな!だってお前、あいつらにくっついてるだけの寄生野郎だったもんなあ!」

 

 Cランク冒険者、ドーンが大声でそう言うと、周りの冒険者達も笑い始める。笑い声が響き、数人の冒険者は顔をしかめた。

 

 そんな中。

 

「………もう見てられない!おい貴様ら!恥を知れ恥を!」

 

「まーまー待てってユリカ。………お前らさぁ、こんなガキに向かって寄ってたかって恥ずかしくないの?もしかして前世ハエ?あぁ、まさか脳味噌まで筋肉に侵されちゃった?うわ、だとしたら可哀想………いい医者紹介しようか?」

 

「なんだテメェ………っ!何もんだ!」

 

 突如騒動に乱入してきた、身長170cm後半ほどの青年とハクと同程度の身長の女の子。

 

「俺はアイン・サルファー。Aランク冒険者。で、あんた誰?」

 

 挿絵(By みてみん)

 

「私はユリカ・クラウス!Aランク冒険者だ!貴様ら!他人をを嘲笑って………恥ずかしくはないのか!」

 

 挿絵(By みてみん)

 

 そう言った途端、冒険者達がざわめき始めた。

 

 そもそもこの世界における冒険者という職業は、危険と隣り合わせでなりたがる者がそう多くはない。しかし冒険者になることが出来れば、それだけで一般市民からは尊敬の的となる。

 

 

 ランクはFからA、そして最高位としてS。冒険者の数は世界で30万人ほどだが、その中でAランク冒険者はたった100人ほどしかいない。それほど貴重かつ、到達することが難しい。

 

 最高位であるSランクの数は現在たった7名のみ。Sランクは、もし仮に『一国の軍隊と同等の戦力』を持つものが現れた場合認定されるというもの。

 

 

「なっ………Aランクゥ!?」

 

「マジかよ!なんでAランクが二人もこんな所にいやがる!?」

 

 冒険者達が驚きに包まれるなか、ドーンは二人に対し怒鳴り付けるように言い返した。

 

「ケッ………偉そうに抜かしやがって!そいつが本当のことを言ってるたぁ限らねえじゃねえか!」

 

「じゃあ、試してみる?」

 

 ほんの一瞬でアインはドーンの首筋に刃の長いナイフを向けた。

 

 本物の殺意を向けられたドーンは、膝を着いて降参した。

 

「お、俺が悪かった!許してくれ!」

 

「ん~………どうしよっかなぁ………まあ、いっか」

 

 一転。ドーンから視線を切ると、彼の目はハク達に向いた。

 

「君、大丈夫?」

 

「………はい。助けてくれて、ありがとうございました!お礼に食事を奢らせて下さい!」

 

「お、マジで?んじゃ、遠慮なくいただくわ」

 

「では………私もいただこう。感謝する」

 

 

 

 四人で隣接する酒場に行き、料理を注文する。ジビエ料理、魚料理、サラダなどが運ばれた。

 

 そしてそれを食べ進めながら、自己紹介をすることにした。

 

「僕はハク・パトリシアと言います!16歳です!魔法使いです。けど、初級魔法しか使えません。冒険者ランクはBですけど、でも前いたパーティーの皆さんのおかげでなることが出来たようなものだから………誇れることじゃありません」

 

「私はミシェル・グランフェルト!年はハクと同じ16歳。冒険者ランクはDで、まだまだ新米。サポート役として頑張りたいな」

 

「俺はアイン・サルファー。17歳。Aランク冒険者だ。一応水使いの能力者。まあ応用で氷も使えるよ。近接戦闘から遠距離支援、盗賊紛いのことまで何でもござれ。家がちょっと特殊でさ、そういうのを叩き込まれて育ったんだ」

 

「………私はユリカ・アストライア。年は17で、一応こいつの幼馴染だ。腐れ縁という奴だな。私は一応騎士の家系に生まれた身でな。装備を見ればわかるだろうが、アインと共にダークドラゴンを討伐したこともある。強さに関しては信用して貰っても構わない」

 

 ダークドラゴンとは、闇のエネルギーを口から吐いて戦う、非常に危険なモンスターだ。手練れの騎士団ですら、討伐困難。それをたった二人で討伐したというのだから、二人の強さは凄まじい。

 

 ユリカが身に付けている大剣と鎧は、ダークドラゴンの素材を元に作られている。なまじっかな攻撃では、傷一つ付かない一級品だ。

 

「アイン君とユリカちゃんは仲良しなんだね!無意識に手繋いでるし!」

 

 その指摘に、ユリカの顔は瞬間的に真っ赤になった。

 

「そ、そんなことはない!仲良くも無いし、べ、別に付き合っているというわけでは………」

 

「えー?そう?毎晩ベッドで俺に鳴かされてる癖に?」

 

「ああっ、そういう関係なの!」

 

「ア、アイン!!!貴様良く恥ずかしげも無く!」

 

「否定しないんですね………」

 

 

 そんな痴話喧嘩をしていると、ミシェルはあることに気が付いた。

 

「ねえ、ユリカちゃんの名字ってアストライアだよね?もしかしてユリカちゃん、《剣聖》レイドさんと血縁関係にあるの?」

 

「………ああ。レイド・アストライアは、私の兄だ」

 

「………あの、剣聖って?」

 

 ハクの質問に、三人は驚く。

 

「オイ、まさか剣聖レイドを知らないのか?………《剣聖》ことレイド・アストライア。世界で7人しかいないSランクの冒険者の1人。剣術においては右に出る奴はいないよ。世界にたった1本しかない神剣の持ち主で、ドラゴン20体を同時に倒したって逸話がある」

 

「それは、凄いですね………Sランクの人達って、そんなに凄い人達ばかりなんですか?」

 

「ああ。はっきり言って人間辞めてるようなバケモンばっかだよ。あいつらなら、もしかしたら魔王軍の幹部とサシで戦えるだろうね」

 

 この世界には、魔王がいる。魔王軍の侵略により、世界は少しずつ脅かされているのだ。

 

 中でも幹部と呼ばれる7人の魔族は、他の魔族と比べて別格の強さを誇る。

 

 幹部である魔族にはそれぞれ、怠惰、傲慢、暴食、憤怒、強欲、虚飾、憂鬱の座が与えられ、称号として名乗ることが許されている。

 

 かつては色欲の座もあったが、200年ほど前に討伐されて以降、その座を与えられた魔族はいない。

 

 100年前から軍や騎士団、冒険者による討伐隊が何度も結成されたが、数分も持たずに壊滅させられている。故に現在は討伐隊が結成されることは無く、幹部の証である紋章が頬に刻まれている魔族に出会えば、例えAランクの冒険者であっても即撤退が望ましいとされている。

 

 

「魔王軍の幹部………どれだけ強いんでしょう」

 

「さあね。戦ったことないけど………相当だろうな。お、皆食べ終わったね。………じゃあさ、俺達でパーティー組まない?ハクもミシェルも、仲間探してるんだろ?じゃあ俺達はうってつけじゃね?」

 

「私も賛成だ。異論はない」

 

 

 全員が賛成したことで、ここに即席のパーティーが結成された。

 

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 

 4人が受けた依頼は、ヘルハウンドの討伐だ。火山地帯に生息する体長10mほどの巨大な黒い狼で、炎を吐く。Aランク冒険者ですら苦戦は必至の、高難易度の依頼だ。

 

 

「皆さん、僕に掴まってください!《テレポート》!」

 

 瞬間移動の魔法で、火山地帯にある洞窟に移動した。

 

 到着すると、ミシェルは能力で洞窟のことを検索し、どこにヘルハウンドがいるかを探し出す。

 

 探知系の能力を持っている、ということだけ皆に伝えてあるので、不自然には思われない。

 

 

 

「じゃあ、行こうか。………あ、ハクの魔法でチャチャッとひとっ飛びすれば良くね?」

 

「ダメですよ。もし失敗したらと考えると………ここは着実に行きましょう」

 

「うむ、その通りだ。しかし………流石の暑さだな。私達は普通に耐えられるが………お前達はどうだ?平気か?」

 

「私は体温下げるポーションがあるから平気!ハクも大丈夫だよね?」

 

「うん!僕も平気です!じゃあ行きましょう!」

 

 

 周りを警戒しながら進むこと、数分。

 

「………他のモンスターが全く現れないな。やはりヘルハウンドを警戒して巣に戻っているのか?」

 

「うん。そうみたい。火山地帯のモンスターは命懸けの生存競争の中で暮らしてる。だから、危険を察知することに長けてるの。あっ、前方からゴブリン!数は………15体もいる!ホブゴブリンも1体!気を付けてね!」

 

 すぐに戦闘体勢に入る。餌を視界に入れたゴブリンは、ホブゴブリンの命令で一斉にハク達の元へ襲いかかる。

 

「ここは僕に任せてください!」

 

 ハクは手のひらを少し離して合わせ、光り輝く魔力球を作る。

 

「オイ、なんだあれ」

 

「魔力球だが………光っているぞ?それに、魔力球だけであの数のゴブリンを殲滅出来るのか?」

 

「………まあ見ててよ、二人とも」

 

 十分に魔力をチャージしたハクは、一気にそれを解き放つ。

 

 ビーム砲のように放出されたそれは、ホブゴブリン共々、ゴブリンを消滅させた。

 

「なんだと………」

 

「へぇ、やるじゃん」

 

 そしてそのまま進んでいくと、高さ30m、横には果てまで広がるような広い空間が現れた。その奥から、ヘルハウンドが姿を現した。

 

「へぇ、それなりにでかいんだ。んじゃ、戦闘開始かな」

 

 アインが指を鳴らすと、その姿が霞のようにかき消えた。水分を操り、光の屈折で見えなくさせたのだ。

 

 そして、十数体の水の分身を作り出した。見た目は全く同じで、ただ見ただけでは判別は出来ない。

 

 その中の数体をミシェルを囲むように配置し、守る。

 

 

「オイ!行くぞ!魔法で援護を!」

 

「はい!」

 

 

 そしてハクは背中に数十個の小さな魔力球を作り、少し後ろに下がる。

 

「食らえ!」

 

 ユリカの大剣が黒く光ると、ジャンプしながら一撃を加える。

 

「グギャアアアッッッ!!!」

 

「ユリカ!下がって力を溜めろ!俺の分身が守る!ハク!全方向から細かく攻撃!出来れば色んな属性で!でかい一撃は放つな!ミシェルは待機!」

 

「分かりました!」

 

「了解!」

 

 ヘルハウンドは硬くはないが、とにかく体力が非常に高い。倒しきるまでに、非常に多くの攻撃を加えなければならない。

 

 ハクは威力を調整し、全方向から小さな火の玉や水、かまいたち、電撃を浴びせる。

 

「グルゥッ………ガッ………グガアアア!!!」

 

 小さく細かい攻撃にイラついたヘルハウンドは咆哮を上げながらハクの元へ突進する。

 

 しかしその進行方向には、アインが張った大きな水溜まりが。それが一瞬で凍り、スケートリンクのような状態になった。

 

 全力疾走していたヘルハウンドは滑り、思い切りスッ転んだ。

 

 その瞬間、大量の血飛沫がヘルハウンドから舞い散った。

 

「一体何が………」

 

「クククッ、あいつ、面白いように罠に掛かってくれたな」

 

 アインは予め水溜まりの周囲に巨大な氷柱を浮かせ、見えないように細工していた。

 

 水溜まりを一瞬で凍らせ滑ったところに、不可視の氷柱が突き刺さる。流石のヘルハウンドも、起き上がるのに苦心していた。

 

「ハク、電気系の魔法は使えるな!出来るだけでいい、大きなダメージを与えてくれ!」

 

「はい!」

 

 更に電気系の魔法で痺れさせ、動けなくなったところをユリカの一撃で首を切り落として倒す算段だった。

 

 

「皆さん!離れてください!《ゴッドブレス》!」

 

 それは、神雷のごとき一撃。ヘルハウンドの頭上から、数億ボルトの雷が降り注いだ。

 

 そのあまり強烈な雷撃に、ヘルハウンドは一瞬で焼け焦げた。討伐は今ここに、完了した。

 

「………マジかよ」

 

「凄いな………」

 

「………これが、ハクの魔法の力なんだ………」

 

 

 

 ヘルハウンドは原型を留めていた為、尻尾の一部を採集をし、討伐証明として持ち帰った。

 

 

 ◆◇◆◇◆◇

 

 その夜、酒場で四人は食事をしていた。

 

「………なあハク。お前………一体何者?」

 

「え?」

 

 突然アインにそう問われたハクは、ポカンと固まっていた。

 

「………だってよ。ゴッドブレスなんて魔法、聞いたことねぇよ?あの後、魔術師に聞いて回ったけど誰もそんな魔法見たことも聞いたこともないって言ってたし」

 

「………それは」

 

 神話の時代の魔法だ、などと言ったら頭のおかしい奴扱いされるだろうと感じたハクは、言い訳をした。

 

「それは、僕が作ったオリジナル魔法だからです」

 

「へぇ、どんな魔法をどうやって合成したの?魔力はどれくらい必要なんだ?何日かかった?それにお前初級魔法しか使えねえのにどうやって作ったんだ?」

 

「あぅ………」

 

 下手な嘘は一瞬で看破された。故に、もう正直に言ってしまおうかと考えたが、念のため隠すことにした。

 

 

「すみません、言えないんです」

 

「分かったよ。………ま、人には隠し事の一つくらいはあるからねぇ」

 

 

 そして楽しく食事をしていた時。突然ハクの頭が何者かにひっぱたかれた。

 

「………?」

 

 後ろを振り返ると、そこにはシグルドがいた。

 

「………シグルドさん」

 

「よう。楽しくお食事ってか?何も出来ねえ癖に腹だけは減るんだなァ。おお何だ、新しい仲間か?………ったく、お前は俺らに散々迷惑掛けて………次はこいつらに迷惑掛けんのか?」

 

「違います!僕は………!」

 

「無能の癖に頑張ってますアピールか?結果の出ない努力には何の意味もねえんだよ!!!」

 

 ハクの後頭部を掴み、思い切り机に叩き付けた。その蛮行に、ユリカは立ち上がりシグルドの胸倉を掴む。

 

「貴様!何ということを!」

 

「ハク!大丈夫!?」

 

「………うん、大丈夫!」

 

 ハクは額から血を流しながらも椅子から立ち上がり、シグルドに向き直る。

 

「確かに、シグルドさんの言うことも正しいと思います。………けど、僕は僕なりに貢献したと思ってるし………後悔もしてません」

 

「ハッ、たった一日で何か変わったのかねえ。言うようになったじゃねえの。なァ!俺様に!口答えか!?アァ!?いい加減にしろや!マジでブッ殺すぞテメェ!誰のおかげでBランクに上がれたと思ってんだ!」

 

 シグルドはそう怒鳴り蹴りつけようとするも、ユリカに押さえつけられ手が出せない。

 

「………いい加減にしろはテメェだろ」

 

 後ろから、底冷えするような声が掛けられる。

 

「アァ!?………ッ」

 

 アインはユリカをどかすとシグルドを壁に叩き付け、ナイフを向けた。

 

「ここは楽しく食事をする場所だろ?なのにお前は憂さ晴らしをしに来たのか?その格好を見るに、討伐依頼に失敗したみたいだな。………んじゃあ、俺がお前をここで殺しても構わないってことだよな?俺は殺れるけど………いいの?」

 

 目玉にナイフを向け、脅す。

 

「テメェッ………マジでやる気か!?」

 

「雑魚が威張り散らしてんじゃねえよ。ウゼェから消えろ」

 

「………チッ、覚えてろ!」

 

 酒場を飛び出したシグルドを追うように、フレイヤが出ていった。彼女もいたのだ。

 

 

 ハクはアインに頭を下げて礼を言うが、彼はハクの頭にチョップをした。

 

「ハク。お前もお前だ!あんだけ言われてなんで言い返さないわけ?外に出て実力公使したって良かったろ。お前の魔法ならあんな雑魚一捻りだろ」

 

「………でも、僕にはそんなこと出来ません。シグルドさんだって、僕に目を掛けてくれた人だから」

 

「どこまでお人好しなんだっつーの。その優しさが命取りになることもあるんだぜ。肝に命じとけ」

 

「………分かりました」

 

 

 アインはニヒルな笑みを浮かべ、ハクの肩をポンと叩く。

 

「お前の実力ならもしかしたら、Sランクになれるかもしれないな。んじゃ………これからも宜しく。俺達は今から、一蓮托生の冒険者パーティーだ」

 

「はい!」

 

 こうして、ハクには新たな仲間が出来た。強くて、面白そうな仲間が。

 


 

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