伝説の楽聖、ベートーヴェンのベスト10
2020年、12月、12日。
何気に見ていたら、
Eテレ、再放送の「らららクラシック スペシャル」があった。
楽聖ベートーヴェンのベスト10らしい。
10位、ピアノソナタ「テンペスト」
9位、交響曲第3番「英雄」
意外、もっと上位かと思った。ハイドンやモーツァルトのそれまでの交響曲とはまったく違う革新的なもの。葬送に使う暗く重っ苦しい曲は誰もが、どこかで聞いたことがあると思う。
その曲です。悲愴感が溢れでて、感動的です。(チィコフスキーの「悲愴」もいいですよ)
8位、エリーゼのために
美しい曲。
世界的なピアニスト、ランランが演奏してた。
目を瞑り、陶酔しまくりの演奏。過度な思い込み、自己陶酔演奏はどうかな。コントに見えてしまった。(失礼の段、お許し下さい)
7位、ピアノ協奏曲「皇帝」
新たなる境地、新たなる展開の曲。
6位、交響曲第6番「田園」
順位、おかしいと思う。「田園」には思い入れがある。
私が初めて書いた小説に出て来る。コールドスリープで未来に跳んだ男の話。その男の世話をしたリーダーが自分の命の限界を感じて、安楽死斎場へと向かう。その全方向に映される美しい花、木々、水、空、夕陽などの美しい風景のBGMがベートーヴェンの「田園」なのだ。
その時、音楽を文字で表すのは非常に難しいものだと感じた。
(その小説は「人の行方」です。手違いでミッドナイトサイトに掲載してしまった。粗忽ものです。
いま、連載中です)
5位、交響曲第5番「運命」
特徴的な出だしだから、知っている人も多いと思う。
でも、第二楽章以降もいいですよ。それにしても、6位が6番、5位が5番なんて出来すぎな感。
4位、ピアノソナタ「月光」
なんか、もう、泣けそう。異色(ベートーヴェンは常識外という形容詞が多い)のスローテンポで始まる。感動的。もう、失恋など無いだろうが、失恋して聞いたら大泣きしそう。
中山 七里さんの「カエル男」(うろ覚えで正確ではない)だったかな、「月光」が出て来る場面がある。やはり、中山 七里さんにしても、雰囲気を伝えるのはさすがだが、音源があればもっと正確に伝わると思うな。
3位、ピアノソナタ「悲愴」
2位、交響曲第7番
1位、交響曲第9番、合唱つき
1位から3位の曲は、じっくり聞いていない。良くわからない。
私の順位は「月光」「田園」「英雄」かな。
ピアニストやバイオリニストを見ていると、とても人間技とは思えない。
ピアニストの指使いやバイオリンの何ら目印みたいなものが無いのに、正確な音階を奏でる。
まるで、魔術を使っているみたいだ。
その奏法、紡ぎだす調べ、圧倒的に感動的だ。
女性の奏者がものすごく真剣な顔で演奏するのを見ると、グッときてしまう。
男の奏者が陶酔しまくりの演奏はコント感を覚えてしまう。
ヘンなのかな。