出会い方がまさかの握手会…
僕は、鈴本光輝大学3年生
ごく普通の大学生そんな普通の僕の唯一の趣味がある
それは…
アイドルである。中学2年生の頃、動画をたまたま見たのがきっかけでハマり始めコンサート、握手会などと行く様になり高校生の頃にはあっという間にアイドルオタクだと学校中に広まったが特にイジメなどもなく過ごした。
そんな僕は、大学に入っても相変わらずだった…
ある日、僕は握手会で幕張メッセまで来ていた。
1人で来ていた僕は、推しメンの子と握手をし帰ろうとした
「次は…来月か〜…」
独り言を言っていると
「よろしく、お願いしまーす!!!!!」
1人で推しメンの誕生日用の色紙を持って叫んでいる子を見つけた
「あっ!!!!!ありがとう。推しメンですか??」
ファンがやる何時もの行動だからと気にせず立ち去ろうとした時
「あの!!!!!今度、誕生日なんです。良かったら一言書いてもらっていいですか??」
僕は、その推しメンの子を知っていたが推してる訳ではないので立ち去ろうと思った…
「彼女、昔から〜…」
突然、語り始めた…しばらくどうする事も出来ずただただ立ちすくんでいた
話し始めて数十分がたった
「なんだよ〜って!?あっ!!ごめんなさい!!!!!つい…夢中になっちゃって…」
「あぁ〜…いや…別に大丈夫!!凄く好きなんだね」
「私を変えてくれた人だから」
「色紙貸して??」
僕は、彼女から色紙を貰いとりあえずファンだと言う感じに書いた
僕が書いているのを横で嬉しそうに眺めている彼女が僕の視線に入っていた
「ありがとうございます。あの…次は何時の??」
「いちを来月に君は??」
聞くと少し黙り込んでしばらくして
「しばらくは…」
「そっか…残念」
そして、立ち去ろうと思った時
「あの〜!!良かったら連絡先を交換しませんか??」
僕は、一瞬頭の中が真っ白になったが冷静になり
繋がりを増やすのもいいかと思い交換した
「私、白木風華です。よろしく」
「こちらこそよろしく」
こうして彼女と出会ったのだ…