2話
宇宙の第三惑星の地球を破壊して、一日ぐらいたったと思う。
とにかく、この宇宙船がすごい。宇宙戦艦未知の生命体で創造された宇宙船だ。多分、断言できない。
外見が小さい割には、船内がとても広い、無重力で遊ぶこともできる。一言で言えば、映画に出てくる、宇宙船よりスゴイ、クルー。誰もいないのに、自動で船が私の生まれた、国の言葉で喋ってくれるのだ。
もう、なんも言えない。その一言に尽きる。そして無駄に広い、収容人数1億人ぐらい軽くはいるんじゃね?とおもうぐらい広い。だから、俺とママには広すぎて、この船内では落ち着けるスペースがない。
しょうがないから、ずっと船内で空中に浮かんでママと俺は遊んでいる、やることがない。
船が全部勝手にやってくれる。ご飯もあるし、水のあるし、飲食に困ることは全くない。
こんな快適な生活をしたのは始めてだ。
半透明に映る、宇宙空間の景色、絶対に割れなさそうな未知のガラス?凄すぎる。
インビジブルシステムが凄すぎる。もうなにがなんだか理解不能である。
破壊したのは俺ではなくこの左腕に適合した未知の力なんで、その辺は、誤解しないでほしい。
犯人は、左腕に適合したこの宇宙人?です。地球人の方、本当に、申し訳ございませんでした。
西暦2249年7月7日に地球はありません。その辺は、ナイッショってことで、お頼み申します。
なんか、なんか、本当にごめんなさい。和の心とか洋の心とか全くわからないが、とりあえず二つ足してこうなずけることにした。「ゴメソーリー」これしか思い浮かばない。
「本当に申し訳ないと思っているかもしれない」
いや、真剣に謝ります。
宇宙船で土下座はできないけど、申し訳ない。
船内で遊んでいた 俺とママ こんな 自動言語翻訳機能でこう言った。
と、おもう。俺の知ってる〖言語〗
《自動迎撃システム起動します・異世界惑星補足しました。分析を確認します・・文明レベル中世惑星。魔法惑星を補足しました。マザコンのデブと天使のママ・・・至急、コントロールブースに来てください・・・・・・自動椅子解析します・・・・・・解析完了・・・・オールクリアー半透明にした豪華な椅子生成に成功しました・・》
なにもすることがないので自動生成された椅子みたいな物体に座る俺とママ。
《未知の宇宙戦艦名前はまだない。仮に例えるなら宇宙にしか存在が許されていない・・・・・未知の鉱石で作れらているから絶対に壊れないから・・オールクリア・・自動迎撃システムを起動します・・・・オールクリアー1億パーセントまでパワーを充電します・・・・・充電中・・・・・・100パーセント・・・・1億パーセント 充電完了 》
おい、さらっと100~1億に飛ばすってどんだけスゲー未知の科学なんだよ
さらに追いうちをかけるように、
《最後の封印を解除します。デブと天使・・・・・指紋認証システムに左手と右手を添えてください》
「わかりました」
「わかった」
俺とママは左手と右手にコントロールブースの指紋認証システムに手を添える。
《指紋認証確認。オールクリアー。異世界惑星をターゲット自動ロックします・ロックオン・・文明レベル低い・・この異世界惑星を破壊します・・・・・・惑星バースト・エネルキースキャン・・・動力開放しました・・オールクリア・・・惑星ロックオンしました・・・ファイナルズバースト発射》
え?いきなりカウントダウンなしで今度はいきなりかよ。
《異世界惑星複数の1300種類の惑星を撃墜しました。 オールクリア 至福最高 》
なにが、オールクリアで至福最高だよ。
《ゲート・オープン・ワープエネルギー充電開始・・・充電完了・・・自動迎撃システム継続します・・デブと天使のママさんは船内で遊んでもらっても構いません クリア 》
なにが、クリアだ、異世界惑星を勝手に壊さないでほしい。
もういいか・・・破壊してしまった。異世界惑星などどうでもいいや・・・・。
《ワープします・・・・・・・あなたたち家族が住める異世界惑星を探します。クリア》
もうなにもすることがないし・・また暇な時間でも過ごすか。
《インビジブルシステムケイゾクします・・・・・・・ケイゾク確認 戦闘態勢を保ちます》
またそうきたか・・・またインビジブルシステムか・・・。
《船内には空気を二酸化炭素の排出を確認しました。調整します・・・・・・調整完了・・・地球と同じ大気に調整確認しました オールクリア 快適な宇宙空間の旅を楽しんでください・・・デブマザコンと天使のママさん ママに惚れる。 マザコンを超嫌いだけどママが天使だからしょうがなく乗せてやってるんだ。・・許せ》
今さらっと超嫌いと言われたぞ。激しく同意します。
こんなデブでも乗せてくれてなんかお礼はしない。
したくもない。情けで乗せてもらっているって、俺はママがいなかったら、地球で死んでいたかもしらないしな。
飽きた。こんな何もすることがない未知の宇宙船に乗ったことを激しく後悔はしてないけど、なんか納得がいかない。
そしてまだ宇宙空間で俺たち家族が住める、異世界惑星を探す旅が始まるはずだ。多分。全部未知の宇宙船任せである。
そしてまだ見ぬ異界の地を探すちょっとおバカな未知の宇宙船でした。