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戦友は皆

 神を信じるのをやめた。


 だから、もう怖くない。


 サタンのうままに生きるとき、たとえ行き着く先が。


 地獄の業火。


 破滅しかない未来だとしても。


 アルファ・ゾイズで戦った味方は皆、神を信じなかった。


 あたし、みんなといたい。


 一緒にいれるなら地獄へもゆこう。


 神を信じ救われて永遠に生きるなんて屑。


 裏切りたくない、みんなを。


 たとえそれが神を裏切ることであっても。




 夕食後、司令官室へ。


 司令官に呼ばれたと云う砂糖実さとみも一緒。


 ソフェレティア司令官は云った。


「砂糖実はミカリアの援護をお願いします」


「嫌だと云ったら?」


 あたしだって命がけだが、あたしの援護なんて、確実に死ねと云っているようなものだ。


 物量も人員も勝るゾルベタール軍を突破し、葬王星会議へ。


 無線は国軍に妨害され、安易に助けは呼べない。


 敵陣を突破するのだ。


 白髪の十二歳、司令官は冷笑した。


「俺が行く」


「……は?」


「砂糖実が行かないなら、俺が行く」


「なぜに? 次、全軍の指揮はどうなるの」


「任せます」


「キチガイ?」


っとくが俺は死にませんよ。戻るまで指揮を頼むだけです」


「ミカリアが大事?」


「どう云う意味? 大事な仲間でしょう」


「そう?」

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