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上杉姫鶴

 研究所、魔法少女用ロッカールームにて。


「あんたが3人目の魔法少女ね!普通なら新入りの方から挨拶に来るのが筋ってものでしょうけど、わざわざ出向いてあげたんだから、感謝しなさいよね」


 腕を組み胸を張って自信たっぷりな少女。


発言が終わるや否や着替えを再開する日加理。

そっぽを向かれた形になった少女はプルプルと全身を震わせていた。


「ちょっと!ここは名前を名乗って挨拶するところでしょうが!」


 日加理は再度少女の方に顔を向ける。


「人に名前を尋ねるときはまず自分から名乗るものだって時代劇で言ってた」


「はぁ?時代劇?あんたなかなかいい性格してるわよね。もういいわよ、私は上杉姫鶴うえすぎひづる。二人目の魔法少女よ。いきなりいい成果を出したらしいけど、私の方が先輩なんだから、言うこと聞きなさいよね!」


 実のところ、姫鶴は自分に後輩ができるということで張りきっていた。同時に自分が守らないとくらいの思いでいた。


「…日加理。これまで貢献してきたのかもしれないけど、多分すぐ追い抜くと思うんで、そういうのいいです。あと、自分で少女って言うの恥ずかしくないですか?それじゃあ、私帰るので。」


 あっさりと背を向けて去っていく日加理に呆気に取られているうちに日加理は姿を消していた。



「なんっなのよーーーー!」


 そんな怒声が研究所内に響いた。

 日加理は人との付き合いが下手くそです。

決して悪気があるわけではありません。



たぶん、な。

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