対話
最初はそれぞれで狩って回ってた。
だけど…途中から1体倒してちょっかいをかけ、集めて狩った方が早いかなぁ〜って思ってました、あの時は…
効率がいい気がしたんだよ…
「それで、デルトが助けに入ったのか?」
「いや、ウチの斥候が誰か囲まれてるって言ってたからな…その場には行った。…そしたらコイツはその中をピョンピョンと飛び回っててな、しかも飛び回るたびにオークの頭がポンポン飛ぶわけだ…」
「?なんだ、それ?」
「そう言うしかない事をやってたんだよ!コイツは!」
「すげー…のか?」
「間違いなくすげーだろ!初めてコイツの戦ってるのを見たが並じゃねー。気づいた頃にはコイツが短剣持って突っ立ってるだけだった…大丈夫か?って声掛けたら、大丈夫だって無表情で答えてどっか行っちまったよ!」
いや、あの時はさー、ほら俺もいろいろあったしね?そのーなんか、狂人っぽいなそれだけ聞くと…
「…なんかとんでもねーことしてるな、お前。無茶すんなよあんまり…これからも…その…あんだからよ!」
カトラさんからもお叱りを受けた。
気を付けます。
「ハイ…すみません、気を付けます。」
「ヘヘッ、わかりゃ良いんだよ、分かりゃ!ハッハッハ!」
「………………お前らなんかあったか?」
「別に」
「ん?なんも…」
チッ!デルトめ!感のいいヤツは嫌いだよ!
「まあいいや、所でタイガに聞きたいんだが…答えたくなかったら、答えなくてもいい。」
「なんだよ…急に。」
「お前…加速のスキル持ってるのか?」
…珍しな…デルトが踏み込んで聞いてくるのは、スキルを探るのはタブーなはずだ。
何か思う所でもあったのかね、まあデルト相手なら構わないけど…
それぐらいは信用してる、パーティーには入ってないけど…仲間みたいなものだと思ってるし、間違いなく俺の恩人だ。
騙されたって構やしないね!
「いや、加速のスキルは持ってないな…そんなスキルがあるんだな。」
「…答えてくれるんだな…お前は…」
「別にデルトにだったら構わないよ…俺は。」
「フッそうか……しかし、加速が無くてあの動きか…そうか…。ちなみに加速のスキル持ちは俺だ、動きやスキルの発動を速くすることが出来る。」
「いいのか?言って…」
「フッ俺も構わんよ!お前等はパーティーメンバーみたいなもんだ。」
そうか…って言うか、あのランク試験の時見失ったのってそれじゃね?
コイツ同時発動させてやがった!
痛かったぞ!コノヤロー!
何カッコつけてやがる!
「タイガ、お前…どうやってあれだけの動きができるようになったんだ?加速は持ってないんだよな?」
なんとなくモグモグしながらも隣から視線を感じるな…
そんな大した秘密なんて無いんだよなー実は…
「俺がやってきたことは…スキルとの対話だな…、それであれだけ動けるようになった。」
「スキルとの対話…」
「ふひふほほはいは…」
飲み込んでから呟きなさい…カトラ!
「スキルから流れてくるイメージを読み取って、自分のものにして更にそれを組み合わせて使う…みたいな感じかな…」
スキルの理解を深める…
こっちの世界の人との違いなんてそれくらいなんじゃないか?
後は、向こうの世界の知識か…それは言っても仕方ないし、デルトが聞きたい事でも無いだろうしな。
「…なるほどな…イメージか、スキルとの対話か…面白そうだ!俺もやってみるか!そろそろ限界かと思ってたけどな…あんなの見せられたら負けてられねーからな!」
あんな姿でも、デルトにいい影響与えられたのなら嬉しい。
努力した結果ではあるから…
ただ…
「無茶はすんなよ!」
「お前が言うな!」
「テメーが言うな!」
すみませんでした…




