上機嫌
やっとこっちの世界の一般人の仲間入りができたな。
魔力が300を越えた!
肉焼きをほうばりながら笑みが溢れてしまう。
長かったな〜仲間入りするまで…
まあ、時間なんていくら掛かってもいいんだけどね!強くなれれば!
最初なんて想像すらできなかったからな…
良きかな!良きかな!
まあ、それに比例して気力量は一般人を置き去りにしてるんだけどね…しかも最初から…いい事か?それも…だな。
ただ…一応魔気吸収にも問題点はある。
そこは理解しとかないとな。
まずは魔気吸収をすると魔石まで無くなってしまう事…
これはレベルアップする前からそうだったけど…魔気吸収すると魔物は何も残さない。
下手するとドロップアイテムも出ないんじゃないか?
下の階層で試してないから、それはなんとも言えないけど…多分そうだろう。
そんな気がしてる。
これは、まあ素材集める魔物と魔気吸収する魔物を分けて狩れば問題ないか。
そだよな…
デススパイダーは素材集め、他は魔気吸収!
これでヨシ!しばらくは。
後は吸収量か…
ちなみにゴブリンでも、一般人くらいの魔力量は持っている。
だから半分も吸収できていない。
多分これには気力量が関係してると思う。
ゴブリンの気力量は20、だから吸収量も20なんじゃないか?
魔気吸収だもんな…魔力、気力の両方を吸収してる。
逆を言えば、両方ないと吸収できない。
だからスケルトンみたいな気力のないアンデッドは吸収できなかったんだろうな。
そうなると魔法生物もダメじゃんね。
試す前に分かっちゃったな。
そんなとこかな…大した問題点ではないけど…こう言う事は理解するのが大事!
その上でどうするか!それを考えるのが楽しいんだから!
ムフ〜ン、明日はオークでも魔気吸収しに行こっかな〜。
楽しみだ!
「何、一人でニヤついてんだテメーは…」
「……メシウマだから…ですけど?」
デ、デルトめ!こんなタイミングで来やがって!許さん!飯でも奢ってやる!
「?…タイガ、お前…雰囲気ちょっと変わったな…レベルアップでもしたか?」
ぇ?それってわかるもんなの?
「…それってわかるもんなのか?」
「いや、普通はわからないんじゃないか?俺はお前と付き合い長いからな…いつもより圧が増してる感じがしてな…」
なるほど…出ちゃってたか?すまんな飯でも奢ってやる!
「なるほどな…そんなもんなんかね…」
魔力、気力は身のウチに収めてる…絶対量が増えたから影響出てんのかね…
どうなんだろ…
「まあ、元気そうなら問題ねーな!お前この前無茶苦茶してただろ?見てビックリしたぞ!いくら上層だからってな、無茶するな!いいな!」
「ハッハッハ!デルトに怒られてやがる!ハッハッハもっと言ってやれ!ハッハッハ!」
チッ、カトラめ!テメーもタイミングが良いんだよ!座れ!飯奢ってやる!
「………それは…まあ、そうか…スマン…」
あの時、声かけられた気がしたけど…デルトだったんだな…
「わかったならいい、たまには無茶したいのは分かるからな…」
「ん?何やってたんだ?コイツ?」
俺の隣に座り、いつもどうり俺が食ってた肉焼きを食いながらカトラが聞いた。
「あ?コイツはな8層で5、60体のオークに囲まれてた。」
「5、60?なんでそんなに…おかしいだろ?」
……………自分で、集めました。
ごめんなさい…




