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浮かれるほどに



 一様大事な事なので、カトラにあの後聞いてみた。


 

 「お前、子供の作り方知ってるのか?」



 これがもし「コウノトリが運んでくる。」とか「キスしたら出来る。」みたいな回答だった場合、いろいろとマズイ。

 マズイ過ぎる。

 多分、世界が変わったとしても、そのあたりは変わってないと思っている。

 娼館もあるし、デルトの話からすると大きな違いはない。


 だからこのアンサー次第では、違う次元の戦いが始まる…

 内心はそんな不安に駆られながら、しかし、そんな雰囲気を一切感じさせず、まるで日常会話をするが如くにサラリと口にした。

 して、返答や如何に?



 「あ?知らねーのか?お前、教えてやろうか?」



 カトラがニヤニヤしながら、手をまるで胸を揉むかのようにモミモミさせながら近寄ってきた。

 エロ親父か!

 何処で教わってきたんだ!それ!

 やめなさい!

 

 多分この反応なら大丈夫そうだな…

 カトラに詰め寄り、目をのぞき込みながら



 「いらねーよ!喰っちまうぞ…」



 と答えた。



 「お、おう…」



 なんかちょっとカワイイ反応やめなさい!

 危ないからね!

 余所ではしない様に!


 


 

 ちなみに俺は今だに童貞である。

 別に誇ってはいないし、もう魔法使いみたいなものだから守ってもいない。

 ただただ童貞である。

 だからなんだと言う話なんだけど…


 興味がないわけではない、昔から。

 むしろ興味津々だった。

 だから手に入れたエロ本は、きちんと書かれているコラムや技術指南まで読んでいた。

 相手のいる行為である、粗相があってはいけない。

 そんな思いから熟読していた。

 下心しかなかったけど…そんなもんじゃない?多分。

 残念ながら相手は向こうの世界では現れることはなかったけど…

 

 しかし、ここにきて光が当たる可能性が出てきた。

 賢者たる俺の童貞がその本領を発揮する可能性が…

 なんの不安も俺には無い。

 先進技術をその下心で身につけ、最早見えるは初戦完勝!

 明るい、明るいな…俺の未来は…

 

 ありがとう…知識よ、ありがとう…エロ本よ…

 これで俺の未来は救われる。






 そんなバカな事を考えながら、ゴブリンから魔力、気力を吸収していた。

 浮かれてる、間違いなく浮かれてるんだけど…止められない。

 

 単純だよな…仕方ない。

 だって一夜明けても嬉しいもんは嬉しいだろ!

 だいぶ野蛮な告白だった気がするけど…嬉しいだろうが!

 もっとこう、なんか気の利いた事返してやりたかった。

 クソー!それがちょっと心残りだ。

 仕方ないけどな…俺なんてそんなもんだ。


 

 

 ヨシ!コイツを吸収すれば倍になる!



 !?

 グワッ


 「ぐあああー!」



 ?!なんだ?

 ?

 広がった…可能性も…身体能力も…

 ま!、え?

 来たのか?俺にも…


 予期していなかった…気配すらも感じていなかった…

 そんな気してなかったぞ?

 今までは成長する予感めいたものがあった。

 だけど…今回は、全くと言っていいほどにそれがなかった。

 だから不意を取られるような形だった。

 


 恐る恐るステータスを確認して見る。







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 双間 虎(25)レベル2

 MP 150/200

 SP 150/200

 言語理解 魔気吸収 里眼 剣術 体術 

 魔法術 気術 隠密 流動 流体

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






 え?やば…

 来たー!レベルアップ来たー!

 やった、やった、やったー!


 ヤバイどうしよ…泣きそう…

 ヤバイ…

 うう…ヤバイ…


 やった…




 ちょっと落ち着こう…

 ちゃんと確認しないとな。

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