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12層



 あの後、カーキさんはとんでもねーなと笑ってくれた。

 俺の姿を見て大したもんだと…

 普通に嬉しかった。

 そして、そのままエルミルさんに報告に行き、涙ぐみながら喜んでくれた。

 全力で挑んで正解だったと思う。



 ただ…試験官をぶっ飛ばしました!と報告してから、ちょっと空気がおかしくなったが…



 どうやらカーキさんはBランクの人だが、実力的にはAランク確実と言われる人らしく…

 本当に…ぶっ飛ばされたのですか?と確認されてしまった。


 俺の威圧感のなさよ…

 ここで仕事しなくていいのにな。

 まあいいか、プラスに働くこともあるかもしれんし。

 例えは思いつかないけど…



 多分だが、これは赤子魔力のデメリットの1つな気がする。

 もともと感じてはいたけど、一般人の人でも俺の倍以上の魔力を垂れ流してるからな…

 俺の場合は…魔力、逆に吸ってるし、威圧感を体に押し込んでるみたいなものかもな。

 逆に解放してやれば…夜泣きくらいの効果が…

 予想でしかないけど。

 まあ、いいけ怒ね!



 ただ…策を講じた一撃を受けられた理由は分かった気がする。

 まずカーキさんの実力がかなり高かったこと、そして攻撃を気づかれたこと、これに尽きるんじゃあないかな。

 んー、今までが直感的に戦ってきたから向いてなかったのもあるかな…

 りっぱな脳筋をいつの間にか搭載していた。

 迷宮の魔力なのだろうか…恐ろしい。



 まあ、そんな迷宮にまたきてますけどね?

 懲りずに。


 迷宮第12層 

 …ここはウルフの上位種がでる。

 主にウインドウルフやインフェルノウルフの二種類、他属性はレアだ。

 そして…俺は…

 ネタバレを食らっている!


 あの時の名前持ちより強いことなんて事はないと思う。

 名前持ちが統率することで強化されてたと思うからな。


 だからあの遭遇は運が良かった方だと思っている。

 確実に群れる魔物よりも個の魔物の方が、名前を持った時に、強いと思うからな。

 それに属性も良かった。

 闇属性だったお陰で精神的、肉体的なデバフに力を振ってたと思う。

 風や火だった場合は直接攻撃が上がってたはずだしな。

 気配察知が上手くいかなかったのは多分これのせいだったんじゃないか?

 それにしては、そう言うデバフ感じなかったけど…発動前に倒せたのか?

 どうだろ、パッシブなんじゃないか?そう言うのって…


 さっき迷宮で脳筋になったみたいな事言ったけどさ…

 迷宮の資料、ダークウルフの部分ね、なんか怖い、見つけにくい、黒い!って書いてあるのよ。

 他の魔物はもっと細かく書いてあるのね。

 だから先輩方も…ね。

 りっぱなね。

 なっていったんじゃないかな?

 何がとは言わないけど…





 ウインドウルフは緑の体毛にウルフより一回り大きな体格をしている。

 そして、不可視の風の刃を放ってくる。

 体毛が草原の擬態色な上、不可視の攻撃!

 脅威である。

 

 見えなければ…

 普通に気配察知に引っかかってくる、姿も攻撃も!

 インフェルノウルフなんて赤いし…

 炎吹いてくるだけ…

 どっちもあんまりウルフと変わらない。

 あの遭遇?別に魔物に恐怖は感じなかったからな…

 ネタバレされただけだな…

 明日下に降りようと思いました。

 

 

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― 新着の感想 ―
闇属性なら収納的なスキルとかありそうだけど、チート縛りが有るから不可か。
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