なんて?
魔物の持つ武器は生まれた時には持っていて魔力の塊であると言われているらしい。
なので、生まれた時の階層の深さでその武器の強さが変わるみたいだ。
そしてその現象は迷宮内だけに適応される。
野生はスッポンポン。
だからナイト、アーチャーなどは迷宮内以外はほとんどいないらしい。
たまに人の武器を手に入れその様に進化するやつもいるみたい。
弓、手に入れて進化して矢なかったら…
絶望すんのかな。
俺だったら弓で殴ります。
なんでこんな話をしてるかと言うと…
11層の魔物の武器が、剣、盾、構わずスパスパ切れるようになったからです。
ここまで変わるかね?
やっぱおっちゃんの武器すげーな。
纏いの通りが良くなったのもあるだろうけどね。
剣速は関係ないかな、速くなってるけどね。
さて、動きの方は良くなってるね。
義足に変わる前より動きにメリハリがつけれるようになってるね。
気力集中も集める速度が変わったから切り替えがかなりスムーズになった。
下の階層に降りても問題なさそうだね。
これだったら。
ただやっぱり義足であることの違いはでたね。
まず普段歩く時に足で地面を掻けない。
ないからな足首とか。
まあこれは左足の動きを自然に見せたかったら強化加速、使って義足を地面から離すときに弾ませればいいだけなんだけどね。
瞬時に回復できるから、とりあえず何処でもやってます。
街なかの集魔がちょっと気になるけど…仕方がないか。
後、隠密の忍び足の難度が義足の方だけあがってたね。
義足の膝下は円柱の霊樹の棒になってんだけど、地面につく部分は平らなわけ。
だから忍び足を使う時は、その縁をつけ更に縁を伝いながら体重移動をする。
これはマジで義足の膝の上部分を回るようにしてもらってよかったよ。
それなかったらもっと不自然な動きになってたもんな。
流体のおかげか少し慣れたら簡単に出来るようになったけどね。
さて、階層を降りる前に大丈夫な証明を見せに行きますか、ギルドにね!
颯爽とギルドの扉をくぐったところで、声をかけられた。
「タイガさん!お話があります。」
少し思い詰めた顔のクレナとミルドの剣が並んでいた。
なんとなーく何言われるか分かった気がする。
「私達はタイガさんに命を救われました!足を失いながらも救って頂きました。だから私達はこれから…タイガさんの足になりたいです!お願いします。」
「お願いします!」
言語理解さん、通訳お願いします!
思ってたのと言葉が違いすぎてわからんなった!
なんて?




