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案内?



 「問題なさそうだな。」

 「有難うございます!」


 2層まで来たんだけど問題なさそうだった。

 多分戦闘訓練してから来てんな。

 最初の頃の俺よりしっかりしてらっしゃる!

 

 ちなみにミルドの剣のミルドは出身の村の名前だってさ。

 けっこう出身地の名前のパーティーはあるらしいね。

 デルトとカトラは違うけど。

 デルトが竜剣、カトラが華剣で言うパーティー名だな…

 入るかもだから知っとけってさ。





 これなら3層でも大丈夫そうだな。

 行ってみますか。



 「どうする?3層に行ってみるか?そっちに判断は任せるけど…」

 「そうですね、行ってみたいと思います。」

 「分かった、危なくなったら助けるから心配するな。」

 「…その、1回戦いを見せてもらってもいいですか?」

 「あー3層でいいか?」

 「はい!お願いします。」

 「まあ、参考になるのはリッテだけだと思うけどな。」

 「ぁ、おねがいする!」

 「畏まんなくていいぞ、そんな大した冒険者じゃないし…」

 「ん!分かったよろしくな!」


 大変元気でよろしい!

 あんまり喋らんなーと思ったらそういう事か。

 舐められるのは困るけど、緊張されてもな、リアルに危ないし…

 と言うかここに来るまで、何もしてなかったね、ごめん、付いてくる人の実力くらい知っときたいよね。

 初めてなんです!俺も!気が利かなくてごめん!




 そんなこんなで3層に到着した。

 なんかリッテがワクワクしてんな、まあ参考になるように見える範囲で動きますかね。


 「飛んで来る矢だけ気を付けてね。」

 「ハイ!」


 ちょうどこっちに向かってくるゴブリンのパーティーがいた。

 歩いていきますかね。

 向こうからくるしね。

 矢を少し体を傾けて避けながら歩みを止めることなく近づいてゆく。

 飛びかかってくるたびに斬り伏せながら、弓を持ったゴブリンのところまで歩き、斬り伏せる。

 

 アホみたいに何回も戦ったからな…

 出来てしまうこれくらい。




 「……あのタイガさん…今のがその…」

 「すげー!なんだそれ!すげー!」



 喜んでくれて何より。


 「さっきのが普通かは分からん。

他の人らを知らんからな、ただ矢だけ気をつければお前等なら簡単に倒せると思うぞ。

油断は禁物だけとな。」

 「…はい!分かりましたやってみます!」

 「おう!がんばってこい、危ない時は助けるからな!」

 「はい!」



 またゴブリンのパーティーに遭遇した。

 俺はクレナの少し右後に待機して眺める。

 危ない時は直ぐに助けたいしな。


 お互いに声掛け合って連携しながら戦ってるな。

 盾持ちが矢を弾いて、その間をリッテが縫って斬りつける。

 それぞれでも倒せてるな。

 危なげはない。

 

 こうやって苦楽を共にして成長しくんだろうな、普通は。

 見せたかったのかね、こう言う景色を、エルミルさんは…

 すんません、まだしばらくはソロだと思います。

 羨ましいけどね。

 そんな事考えてたら終わった。





























 !なんだ?なんか気配察知に!

 速っ!

 「おい!左だ!」


 気配察知が捉えきれん!

 狙いは!

 クレナか!


 そう思った時には真っ黒なウルフがクレナに飛びかかっていた。

 

 


 

 

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