あれから…
「お願いします!俺等とパーティーを組んでください!助けて貰ってから強くなりました!力になりますから!」
……たまにあるよこう言う事。
まあソロだしね。
いや、カトラのパーティー断って男のパーティー入る訳ねーじゃん!
入るんだったらカトラの方だろ!絶対。
「すまんな、どこも入る気はない…」
「そうですか…いえ…すみませんでした。」
「まだ2人だけか?」
「…はい。」
「義の羽って言うパーティーを探してみろ、あいつらも3人でパーティー探してたから。」
「はい、分かりました、ありがとうございます。」
まあ頑張ってくれ!
君たちとは違うのだよ!君たちとは!
魔力量が…
泣ける…
異世界が泣いた…
………3人パーティーは矢が刺さってた奴らだな、あいつらも勧誘に来たからな。
断ったけどね。
ただ…なんか一人さ可愛い男の子いんのよ。
…いや俺がどうとかはないんだけど…
やたらね、会った時にこえかけてくんのよ。
お疲れ様です、今日はどこどこにいきました。
とかね…まあ普通なんだけど…
視線の種類が違うのよ…
なんて説明したらいいんかな?
分からんけど…ただ他と違いすぎてなぁ。
ぶっちゃけ怖い。
何かされたわけではないからいいけど。
ないよね?気配覚えた方がいいかな?
念の為そうしとこ…
保険ね保険!
「………ようこそいらっしゃいましたタイガ様、昨夜は大変でしたね?ギルドとのお話の後はどうされたか伺ってもよろしいですか?何もないとは思いますが!念の為よろしいですか?」
とても優しい声、とても優しい微笑みで、目だけが完全なる別種の感情を宿して佇むギルド職員がいた。
エルミルさんだ!
こえーよ!
まあ何もないしな、なんかあったらあれだけど…
「エルミルさんこんにちは、何にもなかったですよ?」
「………………………………………………本当ですか?信じますよ?」
「はいどうぞ。」
長かったな判断するまで、そんなに要りました時間?
失礼しちゃう!ホントに!
なんか最近こう言う事増えてきたな、修行の成果かな長年の。
まあ長い事修行してんのは確かか?
もう22になったもんな。
はえーよな、5年よ、5年!
戦闘の修行しかしてないけどな。
ほぼそれしかしてなくない?
いいけどね別に…




