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サクッ略(食感重視)


 最初に比べると、ある程度稼げる様になった!

 そろそろ自身のために使ってもいいだろう!

 この世界に来て贅沢などした事はなかった。

 しかし、もういいだろう。

 出来る事は分かっている。

 日頃街を歩くたびに目星をつけていたのだ。


 フフッ隠れても無駄だ。

 私は気配察知を持っている、見つけられるのだよ!簡単に。

 私はもう飽きてしまったのだ。

 私はもう我慢出来ないのだ!


















 大豆バー作ろう!

 干し肉飽きた!

 いろいろな肉の干し肉食べたけど…

 もう、いや!無理!

 やっぱ肉だけはね辛い。

 材料の目星はついてるから買い集めますか!

 まずは…大豆…多分、トコ豆って呼ばれてるやつがそうだと思う。


 これは、いろいろ探してて思ったんだけど。

 モノの名前に地名とかが入ってると、そのまま言語理解が伝えて来るっぽいね。

 だから砂糖、塩とかはそのままで理解できてるみたい。

 多分ね!多分。

 だからどっかにあるんじゃない?トコって言う地名が、探さんけどね。


 えー、後、砂糖、塩、ほんで小麦粉、はちみつかな。

 これで行けるんじゃない?

 まあ、大豆はタンパク質って言うより食感が欲しくて入れるみたいな。

 カロリーマシマシで甘すぎず、塩辛すぎずに調整すれば出来る。

 

 材料費、全部で銀貨2枚!

 砂糖が銀貨1枚かかったな、手に収まるサイズの瓶で…ちょっと高い。

 ひ、必要経費ってやつ?

 高かったかな…いいよね別に。


 向こうの世界でも自分の買い物はなるべく安くってしてたからなぁ。

 広告、サイト、店舗、よく回ってたな…

 若干抵抗あるんよな、こう言う買い物は。

 戦うために絶対に要るとかは躊躇わんけどね。

 クセみたいになってんのかね?

 まあいい、やると決めたのだ!やるのだ!



 「ノールさん!宿の厨房お借りしてもいいですか?」

 「いいよ!今空いてるから使って!」


 今、呼びかけたのはロゼちゃんのお父さん。

 ノールさん、基本的にこの人が料理を作ってくれてる。

 朝しか食べてないけどね…

 今度、厨房借りてもいいか聞いたら忙しくなかったらいいよって言ってもらえた。

 オーブンあんのよここ!

 魔動オーブン!ありがたい。

 高いらしいから何処にでもあるもんじゃないみたいだ、なぜかロゼちゃんが自慢してきた。

 ノールさんを押しのけて。


 簡単な道具の説明を受けて作り始める。

 特別なことはしない。

 大豆炒って、木のボールに炒った大豆、小麦粉、砂糖、塩、はちみつ、水加えて混ぜる。

 バターがあったので少し分けてもらって溶かして入れる。

 温度変化も魔力変換でお手の物。

 日頃の成果ですなぁ〜。

 水入れすぎずに全体を固めたら、しばらく寝かせて、それが終わったら伸ばしてカットして焼いて完成です!


 まあ、いんじゃね?不味くはない。

 めちゃくちゃ美味いって訳じゃないけどね。

 

 「…一つもらってもいいかい?」

 「どぞどぞ、いつもお世話になってますし。」


 かかった獲物が罠にかかったぞ!

 こんな感じの食べ物がないのはリサーチ済みだ!

 さぞ珍しかろう!

 さあさあ食うてみよ食うてみよ。


 

 「美味しね!これ!」


 いや、ロゼちゃん!バクバク食べるもんじゃないからそれ!

 3本目ですよね、それ!

 やめなさい、ダメ!

 あんた戦闘とかしないでしょ、何処でカロリー消費するつもりよ!やめなさい!



 目論見道理ノールさんが生産販売手掛けてくれるそうです。

 1回分の焼き上がったのを銀貨1枚くらいで販売すれば儲けも出るだろうしね。

 ついでに味の調整もやってもらおう!

 お菓子みたいな携帯食、旅する人は欲しいんじゃない?

 この宿に泊まるような人には売れると思うってノールさんが言ってくれたしね。

 ただ、干し肉に変わる携帯食で、おやつじゃない事をキチンと説明しました。

 ロゼちゃんのお母さんのローラさんも2本いっとったからな。

 おやつじゃねーから!おやつじゃ!

 二人とも綺麗なんだから、気を付けてマジで!


 ちなみに教えたお礼に定期的に無料提供して頂ける様になりました。

 え〜いいんですか〜ありがとうございますぅ〜


 こう言うのはその道のプロに任せたほうが早いしね。

 何処の世界でも一緒!

 商売する権利、利権マジめんどい!

 強くなる事に忙しいし、権力ないからな。

 保身も大事!

 下手な事しないほうがいい、我を押し通せる強さも今ないしな…

 あってもしないと思うけどね。

 


 

 

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