表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグ

 僕が寝ている時、よく妻のことを思い出す。あの戦争以来、僕は妻に会っていない。

 波の音が聞こえる。もう起きる時間か。僕が起きる時も妻のことを思い出す。学生時代、妻とのデートでライブに行った。ライブに着いてから何分後、花嫁のように美しい歌姫がステージの上に立っていた。歌姫の歌は人の痛みや苦しみをいつも癒してくれる。僕と妻は歌姫の大ファン。でも、歌姫は二十年前、東京ドームのライブ中にスナイパーに撃たれたかのように殺害された。犯人(スナイパー)はまだ逃走中。と言ってもネットに書いてあったんだけどね。推しの歌姫には娘がいる。その娘の姿はどこかでか見たことのあるような歌姫だった。その歌姫の出会いは、僕が生まれ変わったことだ。そう僕は現代に生まれ変わった。

 今日は中学校の卒業式。

「ようし、朝の支度も終わったし、そろそろ制服に着替えないとな。」

 朝の支度をした僕は制服に着替える前にチョコパンを二口食べた。朝食が終わり、手を洗ったら、早く制服に着替えた。制服に着替えた僕は大阪市立歌島中学校に向かった。学校に着くと寿和希の姿が見えた。

「おっ翼やん!卒業おめでとう。」

「寿も卒業おめでとう。」

 卒業の挨拶をした僕と寿。

 僕はもう一度言う。

 僕は現代の日本に生まれ変わった。僕はオレンジ色のカワセミ。前田ウィングに生まれ変わった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ